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第13話 通勤電車4

この物語はフィクションです。

登場する団体、地域、人物などはすべて架空のものです。

また、犯罪などの非合法行為を推奨する作品ではありません。ぜったい真似をしないで下さい。

「貴方たち待ちなさい」

何事もなく校門を突破し教室に行こうとしたら呼び止められた

「副会長か・・・どうかした?」

面倒だなと思いながら振り返る

「どうして貴方たちはこんなギリギリの時間に来るのですか」

「ギリギリってことは間に合ってるんだから問題ないだろ」

「ギリギリもギリギリ、どうして葵さん、貴方はいつもその時間調度に滑り込むような形ではありませんか、それに真弓さん、貴方は遅れて入ってきたのですから遅刻なんですよ」

と、両方とも俺にむかって言ってきた

「シャー」

いつのまにか俺の後ろに隠れて威嚇してる猫がいた

誰かどうにかしてくれないかな・・・と思ってると

「ミャーミャー、そんなところで縄張り争いしてないでさっさと風紀委員の手伝ってよ~」

「西華さん私の名前は一之瀬 宮古、そんな猫の鳴き声みたいに呼ばないでください」

「可愛くて良いあだ名だと思うんだけどな~」

「喧嘩を売ってるのですか?売っているのですね!いいでしょう教師派筆頭である私に喧嘩を売るなど良い度胸ですね、ってちょっと待ちなさい」

いい感じにヒートアップしてたのでスキをみて逃げ出そうとしたら見つかってしまった

「まゆまゆ、そらそら、おはよう。二人はさっさと教室行っていいよ。また後でね」

「西華さん!」

「いい、そらそらはそもそも遅刻してないんだし、まゆまゆは特別外出許可を風紀委員の印鑑つきで、ちゃんと朝とってあるの」

「だからといって、そんな無我ってな措置!」

「そもそも、お姉さまが来てない今、私には全権を託されている。たかが教師派が4大勢力最大の無党派代表代理の私に口答えなんかしないの」

そういいながら腕を引っ張って副会長を連れて行く東雲だった


『コレよりこの電車は回送と・・・』

「先輩、アレ!」

「ん、なんだ?爆弾でもあったか?」

「いえ、アレですよ」

「あ~またか」

そこには「コイツ痴漢です」と書かれた細長い布で巻きつけられた人がいた

「モガモガモガ」

「ちょっと待ってください、今はずしますから」

「あ~待て待て。まずは説明からしないと」

「いえ、でも、説明って」

「こいつらは、ほどくとたいてい話を聞かないからな。お前にもまだ話してなかったし聞いておくんだぞ」

「は、はい」

「え~っとまずは、痴漢は現行犯が原則だから事情を聞いたりとか、警察引渡しとかない。それと逆に縛った相手を訴えようとかも考えない方がいいぞある国の外交官は本国で国外追放されたとか、それに満員電車の中誰に、どうやって縛られたとかわからないだろ?」

「いわれてみれば・・・どうやったんでしょうね」

「ま、人間業じゃないな。あとうちらはこの事で脅迫とかはしない。いいか新人、お前もそんな事を考えるなよ。前の駅長はマグロ漁船に乗ってたって話しだ」

「わ、わかりました」

「じゃ~ほどくぞ、もうこんな事にならないようにやめる事だな」

そうしてやっとほどいてもらったどこかのバカ息子だった。

副風紀委員長の名前を西華に変更


※4大勢力、3大派閥

生徒派 理事派 教師派をまとめて3大派閥と言いコレに無党派を加えて4大勢力という。

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