第1話 同学年
この物語はフィクションです。
登場する団体、地域、人物などはすべて架空のものです。
また、犯罪などの非合法行為を推奨する作品ではありません。ぜったい真似をしないで下さい。
「おい、眠そうだな・・・まさかお前やったのか?!」
「昨日放課後、制服を着替えて店に予約していた物を取りに行って、即仮眠を取ったと言っても3時間くらい、色々あってやっと親が寝たのを確認してプレイしたが、いつの間にか朝日が昇ってたぜ」
そんな話し声が耳に聞こえ、バイト先の同僚に
その気になれば男共を膝まづかせるという釣り目
を、さらに吊り上げる。
「おお~~~勇者だ!勇者がいる。で?どうだったんだ?」
「流石は脳内義姉妹の作品。今回作はノベルだったのでそれなりと進んだ。1キャラクリアしたって所だな」
「だれだ?誰をクリアしたんだ?」
「南条雫。なかなか伏線もイベントもちゃんとあってなかなかよかった」
「な~んだよ、あの図書委員かよ、そんなのよりメインヒロインだろ、メ・イ・ン・ヒ・ロ・イ・ン」
嫌な話しながら気になってしまう。だが二人の会話は最悪の方向に進むのであった。
「バカ野郎、メインヒロインは最後に攻略するのが当たり前だろう。ま~気持ちはわからないでもない」
「だろだろ?」
「体験版でもいいキャラだったが共通ルートで中島飛鳥、彼女の声を聞くたび何度攻略順を変えようかと思ったか」
「さすが水青あをいちゃ~ん」
「ばか野郎、様だ!、あをい様さまと呼べ!!」
ドン、と机に顔面をダイブさせた清葵の音が教室に響いたのであった。
「ん?大丈夫か、葵」
「あ、あ~。大丈夫」
肩よりも長い邪魔な髪の毛を避けながら、机から声をかけてきた二人に顔を向ける。
予想外ながら、二人の会話を止める事ができたらしい。
「あ、そういえばお前の母親、ゲーム会社の社員じゃなかったか?」
いや、最悪の方に話がスイッチしたのであった。
「お?そうなのか?なら同じゲーム会社つながりで色々聞けたりできないか?たとえば脳内姉妹とかの話とか」
・・・
・・・・・・
「バカかお前たちは!!エロゲー会社じゃね~か、そんなの母親に聞けるわけ、聞けるわけ・・・・・」
「・・・聞けるわけないじゃない!!」
「はい、カット。あをいちゃんありがとう。10分休憩ね~」
「か~さん!!俺をあをいって呼ぶな!!」
「社長と呼びなさい、このバカ。一応ココは収録現場なのよ?間違って収録した声がゲームになったら困るから声優名で呼んでるんじゃない。今日は特に機嫌が悪いわね・・・」
そんな会話が今日も脳内義姉妹の収録現場で木魂するのであった。
まずはずいぶん間が開いてしまった事をお詫びします。
また本来投稿する予定だった短編を書かずこちらの投稿になったの、この作品でリハビリをしてから書き直そうと思ったからです。短編の投稿はまだ先になりそうです。
さて堅苦しい話はおいといて、今回の作品はどうだったでしょうか?
え?短い?すみません、なかなか長文は苦手なので・・・。また今回はなるべく日を置かないで書いていこうとの思いもあって短いです。(ムリだと思うけど)
感想なども待ってます。誤字などの指摘でもけっこうです。
また前作書いててストーリー的に途中で書き直したいなど思ったところもありましたが、そのままにしてました。
ですが今作はどんどん書き直しちゃう予定です。すみません。
この話もも暖かい目で見てくれる人が多くいるよう期待しながら今回はここまでにします。よろしくお願いします。