『小僧さんの風邪と和尚さんと緑プレスマン』
掲載日:2026/04/23
山寺に和尚さんと小僧さんがいました。和尚さんは、どこに行くにも小僧さんを一緒に連れていっていましたので、知らず知らずのうちに、小僧さんがなくてはならなくなっていました。それはそれで悪いことではないのですが、あるとき、小僧さんが風邪を引いて寝込んでしまい、和尚さんは、何をするにも不便でたまらなくなりました。一日も早く元気になってもらいたくて、日が暮れていたにもかかわらず、山菜を摘みに出かけました。あいにく、月のない夜で、和尚さんは、こんな日に月がないなんて、つきのない夜だ、とつぶやきましたが、小僧さんは寺で寝込んでいるので、誰も笑ってくれませんでした。とりあえず、両手で持てるだけ山菜を摘んで、寺に戻ると、和尚さんの手には、いっぱいの緑プレスマンが握られていました。
教訓:冬のうちに緑プレスマンの箱をひっくり返したやつがいて、雪が溶けて出てきたものと思われる。




