第1話 伝説の魔女は悲しい過去を持つ
物語は、とわという魔女の伝説から始まります。
我々人間は誰しも感情を持っている、この世界は感情が大きくなればなるほど個々の魔力量は比例して増加する世界。だが、感情魔力と言われるこの魔力はタブーとされ、魔法に使うことは許されない。
まだまだ幼さが残る少女が一人、川沿いで寝ていた。彼女の寝息から溢れる魔力は、周囲の小動物を引き付けている。この溢れる魔力が彼女の魔力量が多いことを示しているのは言うまでもない。
目を冷ました彼女は大きいあくびをかきながら、自身がかいた魔法陣を睨みつけていた。
「はあー」
何回この魔法陣で詠唱を唱えたかもうわからないくらい彼女はここで魔法を鍛錬しているのである。それを物語るのは、この何度も書き直した跡が残る魔法陣と彼女の体にできている傷の数々だ。
彼女にはこれだけの努力をする理由あった。この魔法は.....
彼女は大抵魔法の鍛錬をすること以外は家に引きこもっている。今日の鍛錬でもなぜ上手くいかないのか理由を明らかにするまではご飯を食べないようなそんな勢いをみせる集中力だった。
今現在彼女が暮らしている街は都会から少し外れた村であり、この村の人達は彼女をあまり良くは思っていない。魔法の才があるにもかかわらず、王都にいかずに村の稼ぎ頭に普通なるはずが、ならないのだから。彼女はいみきらわれている。
行く宛もない十六そこらの少女は一人暮らしを強いられ、一人川辺に暮らしているのだった。だがそんな彼女にも優しく声をかけてくれる子がいた。
エレン》 とーわーちゃん!!!(ドンドンドン)エレンが軽くドアを叩いた。
とわ》 なに?忙しいんだけど(少し嫌な顔をしながら)
とわ》 まーたエレンか...。
辺りを見回したエレンは運悪く風にのってきた魔法術式の紙を顔面でキャッチしてしまった。
エレン》 ぺっぺ。何か、とんできたよ (唾がとわに飛ぶ)
エレン》 また魔法の勉強?
とわ》 汚い!悪いけど、今は集中したいいの!
エレン》 まってまだ言いたいことが...
扉が勢いよく閉まる。この勢いは彼女の嫌悪感をそのもののようだ
エレン》 はー今日は上手いくって思ったのに。きっと、とわちゃんは私のこと嫌いなんだろうな
でも私はそんなとわと...)
とわ》 火属性と水属性を同時に使う。これができれば 私の存在価値を否定したあいつを...
(涙が目をかすめる)
とわ》 私にはもう誰もいない!!!!!!!!!!!!




