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火の属性現る

 よくわからないお悩み相談を幼馴染から受けて、とりあえず空曜日を入れたらどうなるか計算してみた。

 

 

 …

 

 不可能でもなくない⁉︎

 

 でも…

 

 これを可能にしてしまうと、過去とのずれが生じたり、電子系トラブルなんかも…

 

 

 やっぱり冬芽には、申し訳ないがこれはなかなか難しい問題だったな。

 

 と、計算した用紙をくしゃくしゃにしてゴミ箱にポンと、投げ入れた。

 

 スポッとゴミ箱にインするくしゃくしゃの紙。

 

 ただのゴミ捨てなのに、一回で入るとなんだか、試合で一点決めたー‼︎くらいの喜びが湧き上がってしまう。

 

 

 そして我にかえり一気にクールダウン。

 

 

 なにやってんだかな…

 

 

 自分に呆れて、勉強することにした。

 

 

 

 

 負けられない。

 

 そう…

 オレには、ライバルがいるのだ。

 

 鷹見たかみ いずみ

 

 なぜか入学早々にオレを睨んできた美少女。

 

 その美少女こそがオレのライバルだ。

 

 

 艶々の長い髪に、すらっとした容姿。

 透き通るような肌。

 

 同級生たちは、口々に言う。

 

 高嶺の花だって。

 

 

 …

 

 でも、オレにとっては…ライバルなのだ。

 

 

 なぜです?って?

 

 それは…

 

 成績が問題だった。

 

 オレは成績が学年で一位だったのでね!

 

 で、最初のテスト結果が返ってきた時に言われたんだ。

 

「あなたを絶対超えてみせる‼︎」

 ってさ。

 

 

 それは、すごい勢いだった。

 

 火の属性なんかな?ってくらい闘志がメラメラだった。

 

 触ったら大火傷よ?

 

 こわいこわい…

 

 って、なってさ…

 

 怯えていたら、あっという間に二位にオレは転落していた。

 

 いや、怯えていたというか…

 

 怠けていた?油断した?とでも言いますかね…。

 

 冬芽に勉強を教えつつ、ゲームなんかを楽しんでいた所存でございます。

 

 だから、今こそ一位に返り咲く為にお勉強に励んでおります。

 

 

 まぁ…一時間、空曜日の計算してて、時間が過ぎてしまいましたがね。

 

 いいでしょう。

 

 時間は、まだまだございますので。

 

 

 てなわけで、勉強に集中した。

 

 

 冬芽も受験生だから、勉強を頑張っているみたいだ。

 

 

 そんな冬芽は、どこを受験するのか教えてくれない。

 

 

 もしかしたら、オレよりも上の偏差値なのかもしれない。

 

 だから、オレに気をつかって言わない…のかな。

 

 

 だからこれ以上は、あえて聞かない。

 

 

 冬芽が頑張っているんだからと、オレも頑張っていたら、数週間後…

 

 また一位になりましたーー‼︎

 

 よっしゃ!と、喜んでいると…

 

 火の属性の鷹見さんが、オレの横を通りオレをめっちゃ睨んで、無言で通りすぎた。

 

 

 …

 

 すごい眼力…

 メラメラよ?

 

 オレは…やっぱり鷹見さんが高嶺の花というよりも、火の属性としか思えない。

 

 

 オレたちは、基本的にあまり会話はしない。

 

 でも、なんか…空気感は、めっちゃ感じる気がする…。

 

 

 そんなある日、冬芽が高校に合格したと聞いた。

 

 おめでとうを言いにいくと、冬芽は嬉しそうにホクホクの笑顔でありがとう返しをしてきた。

 

 めっちゃかわよ。

 

 

 どこの高校に入学するのかわからないけど、でも勉強めっちゃ頑張ってたもんな。

 

 そりゃ、あんなホクホクの笑顔にもなるよな。

 

 鷹見さんとは、大違いだなぁってクスッと笑ってしまった。

 

 

 鷹見さんが火の属性なら、冬芽は花属性なんじゃないかな?って思う。

 

 

 きっと冬芽は、みんなの癒しなんだろうなぁ。

 

 オレたちの学年でいう鷹見さんみたいな存在なのだろう。

 

 

 …

 

 オレは、冬芽の同級生を羨ましく感じる。

 

 

 まぁ、でも?考え方によっては、オレはある意味ベストポジションだ。

 

 だってオレは年上で、勉強ができるおにいさん的存在なのだから。

 

 そうさ、オレは冬芽にとって特別な存在なのさ。

 

 …たぶん。

 

 いや、きっと…

 

 …

 

 おそらく?

 

 …

 

 それにしても、冬芽は最近忙しいとかでオレにかまってくれない。

 

 …

 

 やっぱりオレって、冬芽にとって不用人間?

 

 幼馴染おにいさんは、いらない?

 

 …

 

 まぁ、高校の入学前には一番にオレに晴れ姿をみせにきてくれるだろうと、それとなく日々を過ごして…

 

 

 

 

 そしてついに、入学式当日…

 

 部屋でウロウロして待っていた。

 

 しかし‼︎

 

 こ、来ないんだけど⁇

 

 冬芽の制服姿みたかったのに…

 

 

 …

 

 

 仕方なくトボトボ登校。

 

 

 で、校門の前で人だかりを発見した。

 

 

 どうやら超絶美人が入学してきたみたいだ。

 

 

「おい、理玖斗!めっちゃかわいい子が入学してきたぞ!」

 

 オレに興奮気味で話しかける同級生。

 そんな同級生にオレは力なく

「…ああ、そうなんだ。お疲れ様です」

 とこたえた。

 

 

 美少女など興味もなく、頭の中は冬芽でいっぱいだ。

 

 とにかく人混みからフラフラすり抜けると、その先に仁王立ちしていたのは、鷹見さんだった。

 

 

「あら、かわいい一年生にご興味ありませんの?やっぱり勉強一択なんですね」

 と、イヤな笑みを浮かべる鷹見さん。

 

 

 …

 

「オレは一途だし」

「えっ⁉︎」

 

 と、驚きながら赤面する鷹見さん。

 

 どうしたんだ?

 一途でそんなに驚くか?

 

 

 やっぱり火の属性だから、赤面もすごいと感心しつつあるオレ。

 

 そこにちょうど…

 

「みーつけた!」

 

 と、冬芽が現れた⁉︎

 

 

 続く。

 

 

 

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