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【第5話】ダンジョンを発見

キャンプで結束を増した3人に待ち受けるのは・・?

 翌朝、日の出と同時にダンジョンに向かう準備を整えた。

 グリードは昨日のキャンプで打ち解けすっかり仲間になったようだった。


 グリード「アニキ、アネキ、おれに任せてついてきてくれー!!」


「よし、行こう。今日はダンジョン内でキャンプするんだ」


 リーナ「グリード、あなた昨日のキャンプで少し打ち解けてしまったけど・・本当に信頼していいの?」


 グリード「まだ信頼してくれてねーのか?」


 リーナ「普通、昨日襲ってきたばかりの人を信頼する方が難しいでしょ!」


 グリード「それは確かに・・!」


「大丈夫、グリードはきっといい奴だよ」


 グリード「2人をダンジョンに案内したら仲間を呼びに戻って、村のみんなで謝らせてくれ!」


 リーナ「・・・」


 リーナの気持ちもわかる。だけどそんなことより俺は初めてのダンジョンへの期待に胸を躍らせているんだ。何か面白いことが起こる予感がしてならない。


 歩き出して数時間過ぎた頃・・


 リーナ「ファイヤーランス!!」


「ドゴォン」「ドゴォン(トーリが殴る音)」


 グリード「2人とも休んでてくれ!俺だけで十分だ!」

「ズバァン」「ガキィン」


 グリードはゴブリン持ち前の身軽さに加えて、ドラゴブリンに進化したことで体力やパワーが格段に増している。

 それよりドラゴブリンなんて種族、日本の漫画では見たことがないが・・

 身体中がドラゴンの鱗で覆われ爪が鋭くなっていて思いのほか格好良い。昨日は「ゴブリンはいつも扱いが雑で可哀想だから」とは言ったものの、これは逆に格好良くし過ぎてしまったのではないか?なんて思っていたりする。


「急にモンスターが増えた」


 グリード「ダンジョンに近いづいてきた証拠だ。ダンジョンにある宝や、それを守る魔物が放つオーラに集まって来るんだ。難易度の高いダンジョンであればあるほど、ダンジョンに辿り着くこと自体が困難になるんだぜ。」


「そうなんだ。今回のレベルは?」


 リーナ「まだわからないわ。現れたばかりの新しいダンジョンで、まだ冒険者達も踏み入れてないはずよ。」「でもこの様子だと大したことない外れダンジョンかもね。」


 外れダンジョンか・・なんともフラグビンビンな気がめちゃくちゃするが、俺にとっては当たりだろうが外れだろうがキャンプできればそれでいい。


 襲ってくるモンスターを倒しながらしばらく歩いていくと・・


 グリード「アニキ、あそこ見てくれ!!」


「おお」

「あれが入り口?」


 リーナ「これっぽいわね。やっと着いた!」


 山の一部が不自然にせり出ていて重厚な鉄の扉がある。扉の横には炎が2つ灯っている。

 イメージ通りのダンジョンの入り口だ。いつも思うんだが、こうゆうのって誰が点けてるんだ?

 ダンジョン自体に魔力があって勝手にコーディネートしているのか・・?


「よし、入ろう」

いよいよダンジョン突入!!

待ち受ける魔物は?その先のお宝とは・・!

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