【24話】打ち上げ
期間が空いてしまいましたが、2025年も更新していきます。
その日の夜・・・大会の興奮が冷めやらぬ中、酒場は笑い声と活気が満ちていた。トーリ、リーナ、グリード、フェンリル、スミスの他にも、大会に出場していたコロポやカーンなど他の出場者も顔を揃えていた。
「アニキ、優勝おめでとう!!かんぱーい!!!」
グリードがジョッキを思い、豪快に声を上げた。その声に合わせ、全員が乾杯する中トーリは嬉しそうに笑っていた。
リーナ「2人とも本当にすごい戦いだったわ。」
グリード「スミスもめちゃくちゃ強かったよな〜」
「ああ、なかなか良い試合だったね・・」シリスが口を挟む。
リーナ「あんた誰?」
グリード「アニキ・・知り合い?」
トーリ「いや・・」
シリス「一緒に大会を賑わせた仲だろう!!シリスだ!!」
「ああ、そうだ噛ませ犬のシリス!」
シリス「僕は噛ませ犬じゃない!少し油断しただけだ!!」
酒場が笑いに包まれる
そんな中で、真剣な表情をしたコロポがトーリに話しかけた。
コロポ「トーリ・イグナイト、決勝戦で見せたあんたの力、何だったの?」
その問いに場が一瞬静まり返る。トーリが困ったように口を開いた。
「自分でもわからないんだよね」
コロポ「何それ隠さなくたっていいじゃない・・」
「本当なんだよ。ほら、今はもう魔力も無いし。あの時急にあんなに力が漲ってきて自分でもよくわかってないんだよ」
カーン「それにしても凄まじかったな。あのスミスが一方的にやられるなんて」
スミスが笑いながら「人生で初めて死ぬかと思ったぞ」
フェンリルが話題をさらりと変えた。
フェンリル「ねえねえ、スミスの作ったハンマーはどんな性能なの?(トーリは自分の能力について知らない方がいい。あのスキルは意識すると影響が出るかもしれない)
リーナとグリードもそれを察したかのように同調した。
グリード「そうそう、特別なハンマーなんだろ?」
トーリの前には、スミスが作ったハンマーが置かれている。
スミス「このハンマーの名前は『ミョルニル』。まず一番の特徴は、サイズを自由に変えられること。持ち運びの時はこんなに小さくなる。」
スミスがハンマーの側面を叩くと、それは人差し指程のサイズに縮んだ。驚きの声が周囲から上がる。
スミス「逆に山を叩き割るくらい巨大にすることもできるぞ。ただ大きさに比例して重くなるから扱うのは大変だ。」
スミス「どんな物も破壊できるが、ハンマー自体は傷ひとつ付かない。世界一硬い武器だ。」
大きくしたり、小さくしたりして遊んでいるトーリ
トーリが目を輝かせながら「なるほど・・!これは全キャンパーが欲しがる最高のキャンプギアだ!!」
「ありがとう、スミス!!」
スミスはニヤリと嬉しそうに答える「おう!(だから本来武器なんだって)」
その後もハンマーで遊んだり、楽しく飲み明かした一向・・
リーナ「それじゃあ明日、ベルドワへ向かいましょう!」
グリードが勢いよく答えた。「もちろんキャンプしながらベルドワに戻るだろ〜?」
スミス「それならベルドワへの帰り道の途中、少しだけ逸れたところに面白い場所があるぞ」
スミスが提案すると、トーリの目が輝いた。
「面白い場所・・そこ寄ろう!!」
フェンリル「どんなところなの?」
スミス「行ってからのお楽しみだ」
全員「楽しみー!!」
カーン「寂しくなるなスミス」
スミス「お前も一緒に行くか?」
カーン「俺はこの国を離れられないよ」
スミス「つまんねーのー。いつか無理やり連れ出してやる」
カーン「楽しみにしてるよ」
「コロポはどーするんだ?」
コロポ「自分の国に帰るよ。いつか遊びに来たら案内してあげる」
「うん、必ず行く!」
シリス「おーい(小声)」
「よし、じゃあみんなまたね!」
シリス「おーい(小声)」
「今日は解散〜!」
シリス「おいってば!!!俺のことも忘れるな〜!!」
酒場が笑いに包まれる
ベルドワへ出発!
期間が空いてしまいましたが、2025年も更新していきます。
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