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【22話】伝説の鍛冶職人を黙らせる?

いよいよ決勝戦!

相手は探していたスミス・アイアハンドだったのだが、無事勝利してハンマーを手に入れることはできるのか?!

会場は熱狂的な歓声に包まれている。


「それでは待ちに待った決勝戦!トーリ・イグナイトvsフワードの戦いです!」


スミスが笑いながら言った「手加減しないからな、トーリ」


「優勝して、ハンマーは俺が貰うよ!」


スミスがゆっくりと一歩を踏み出す。 圧倒的な威圧感が、ただ歩くだけで伝わってくる。 彼はただの武器職人じゃない。 スミス・アイアンハンド──世界に名が轟く天才鍛冶職人であり、その風貌はまさしく戦士だ。どれだけの鍛錬を積んできたのかがわかる。


「行くよ!」俺が先に動いた。


素早いステップでスミスの懐に入り、全力のパンチを繰り出す。拳はスミスの腹に迫った。しかし、スミスはその拳を受け止め、ニヤリと笑う。


「さすが、早いな。でも、まだまだ!」


スミスはそのまま俺の拳を押し返し、少し後ろに飛ばされる。直後にスミスも反撃を開始。瞬く間に距離を詰め、拳を振り下ろしてきた。俺はぎりぎりでそれをかわしたが地面が抉れる。


「バゴンッ!」


観客席ではリーナ、グリード、フェンリルが見守ってくれている。


リーナ「お互い武器も魔法も使わない肉弾戦で、あの凄まじさ。トーリも大概だと思っていたけど、スミスも規格外だわ」


グリード「でもアニキが勝つさ!」


フェンリルは尻尾を振りながら無邪気に応援している「2人とも、なんか楽しそうだね〜」


俺たちはさらに速く殴り合うがスピードもパワーもほぼ互角。


そうだ・・・やってみたい技があるんだ。試してみよう。

俺は距離を取りキャンプで使う火打ち石を取り出す。


「チッチッ・・(動作確認)」


スミス「なんだ?」


「ちょっと熱いぞスミスー!!」


「カチィッ」

思い切り火打ち石を打ちつけるとスミスを巨大な火花が包む


スミス「あっちぃー!!!!!お前なんだそれ!!それでも漢か!」


グリード「雷?いや炎魔法?!アニキ、魔法使えたのか!?」


リーナ「いや魔力は感じなかったわよ!でも何かしらあの技・・!」


「キャンパーの秘技!火打ち石!」


「ガチィッ」(再び打ち付ける)


スミス「だからあっちぃーなお前!服も燃えちまったじゃねーか」


「あれー全然効いてないな・・戦いで使えると思ったんだけどなー」


スミス「おいトーリ!そんな小細工してないで殴りあえ!!」


「そうだね。体も温まってきたし、んじゃ行くよ!」


俺はスミスの懐に飛び込み、脇腹に渾身の一撃を叩き込み距離をとる。


「ドォオン!」


「やったか…?」


3秒くらいだろうか。スミスは脇腹を抑え動きを止めたが、下を向きながら軽く笑ったと思ったら、目で追えない速さでその場から消えた。

そして気がついた時には俺は上から思い切り叩きつけられて、地面に這いつくばっていた。


スミス「俺もだ。体が温まってきた」


「くっ…!」


リーナ「嘘でしょ。マグボアもぶっ飛ばしたあのパンチを喰らってもピンピンしてるなんてどうかしてる。」


フェンリル「トーリ、このままじゃ負けちゃうかも」


グリード「縁起でもないこというなフェンリル」


フェンリル「このままじゃ・・ね」


スミスは這いつくばっているトーリの足を掴み投げ飛ばし、トーリに向かってジャンプすると空中でラリアットを放つ。再度地面に叩きつけられるトーリだが、なんとか立ち上がる。


「サ○ヤ人かよ・・」


「ゴフッ!」血を吐く


スミス「もう終わりか?」


スミスはさっきまで本気じゃなかった。想像以上の強さだ。頭がくらくらする中、ゆっくりと近づいてくるスミスの鎧が嫌に眩しい。

視界がぼやけているが、その鎧に映る自分が目に入る。顔は血と泥にまみれていて、まるで傭兵時代の自分を見ているようだ。


殴る構えをするスミス「んじゃ勝負有りだな!」


「気がついたらこっちの世界でも結局、戦ってばっかりだ・・・」


「キャンプしたいだけなのになぁ」


スミス「ん?なんだ・・?」


自分でもよくわからないが俺の身体全体からうっすらとオーラのようなものが漂い出した。その光はとても落ち着いていて静かだが、ものすごい力強さを感じる。それに呼応するかのように俺を中心として周囲の風が優しく吹き出した。


それを見たスミスは反射的に距離を取った。


「なんだろこれ。痛みも無くなったし力が漲ってくる。」


フェンリル「お。やっと本領発揮だねー」


リーナ「なにあれ!!トーリの雰囲気が変わった!」


グリード「なにが起きたんだ!?」





トーリの変化は一体・・!

次回、トーリのスキルが明らかに!?

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