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【第11話】ドワーフ酒場で情報収集

異世界初めての街はドワーフの国!!

鍛冶キャンプギア職人と出会えるのか

旅商人達「皆さん、正面を見てください!あの門がベルドワの入り口です!」


ベルドワの巨大な城門に到着した。重厚な鉄の門で周囲には多くの衛兵が配置され、要塞のように厳重に守られている。


「おお、これがベルドワ…立派な門だね」


グリード「でっけーー。俺、森でずっと暮らしていたからちゃんとした国に入るの初めてだ。てか入れるかな・・」


フェンリルは興味津々で見渡していた


「街に入ったらまずは鍛冶屋を探して、キャンプ道具をオーダーしよう」


リーナ「急に気が変わったからそんなことだろうと思った!キャンプしか頭にないのねあんた」


「いやっ。違う違う!グリードの斧を修理してもらおう!」


リーナが地図を広げながら説明した「まあいいけど。鍛冶屋なら街の中心部に集まっているはずよ」


ゴブリンたちは少し緊張した様子を見せている「俺たち入れるかな?」「ドキドキする」


グリード「きっと大丈夫だ!」


門の前の衛兵たちは俺たちの大所帯を見て警戒しながら話している。


衛兵「おい、そこの一団!何者だ!」


旅商人のリーダーが前に出て、衛兵に説明する。「我々は旅商人です。この冒険者たちが護衛をしてくれていたので、無事にここまでたどり着けました」


衛兵「なるほど。しかし、ゴブリンまで連れているとはどういうことだ?」


やっぱりゴブリンは軽蔑されているのか?俺には気のいい奴らにしか思えないが、種族によって国に入れないなんてただの差別だ。


「ゴブリンがいたらダメなの?仲間だし、何より良い奴らだよ。」


衛兵「魔族には違いないだろう。」


「魔族だと入れないの?」


衛兵「入れないことはないが、許可証が必要だ」


「じゃあ今すぐ許可証をちょーだい。」


衛兵「中で何か悪さをする気じゃないのか?この国に害がない保証は?」


「これを担保にする。もし俺の仲間が何かしたら全てこの国に置いていくよ」


ドサッ


衛兵「は?これ全部魔法石か?!」「(売ったら相当な額だぞ・・)」


リーナ「ちょっと!!ダンジョンで苦労して手に入れた魔法石よ!勝手に決めないで!」


「別に後で戻ってくるんだからいいじゃんリーナ。それにこんなのダンジョンに行けばまた取れるしさ」


リーナ「まったくもう!どれだけの価値があるか知らないからそんなことが言えるのよ」


衛兵「・・・王に連絡しろ!」


数分後・・


衛兵「入国の許可が降りた。この魔法石は全てここで預かる。出国の際に王都まで取りに来い」


「うん、わかった。」


ゴブリンたち「アニキたち、俺らのために苦労かけてすまない!」


「謝ることじゃない。その代わり悪さはしちゃダメだよ!」


ゴブリンたち「了解っす!」「問題は起こさないから安心してくれ!」


こうして俺たちは無事にベルドワへと足を踏み入れた。

街に入ると、石畳の通りが広がり、左右には大小さまざまな店が立ち並んでいた。商人たちが行き交い、活気に満ちた声が響き渡る。決して綺麗な街ではないが賑わいを感じさせる場所だった。


リーナ「相変わらず賑わってるわねー!」


グリード「すげー!!」


確かに賑わってはいるが、国の外から見た立派な門や城壁の割に、中は少し貧相だ。


「とりあえずご飯にしよう。その後に鍛冶屋を回って腕のいい職人を探すんだ」


フェンリル「やった〜!そこら中から美味しそうな良い匂いがするよ〜」


グリード「アニキ、俺たち別行動でも良いか?人数が多いと困らせちゃうし、みんな初めての街にウキウキしてるからちょっと散歩してくる!」


「わかった!楽しんできてね〜」


グリードたちゴブリンと別れた俺らは活気のある酒場に入って食事をすませる事にした。

中には真っ昼間にも限らずドワーフたちが楽しげにお酒を飲んでいた。


店主「らっしゃーい!」


「3人だけど、ここの席いい?」


店主「あいよ!」


一通りご飯を注文した。まずはマスターおすすめの炒飯を頼んだが、異世界ならではの変わった食材を使ったメニューもあったので、食材を調達してキャンプ飯で色々と作ってみるのがより楽しみになった。


「マスター、武器や道具を作ってくれる鍛冶屋を探しているんだけど腕の立つ職人さんとか知らない?」


店主「うーん、腕ならあいつが一番だが・・」


リーナ「あいつ?」


店主「スミス・アイアンハンド。この国1の戦士であり、職人だ」


「どこにいったら会えるの?」


店主「今はこの国にはいない。ドラグノス帝国にいるんだ。」


リーナ「ドラグノス・・龍人族の国!いつ帰ってくるの?」


店主「いや、もうこの国には帰ってこないかもしれない。ドラグノス帝国専属の武器職人として働いているらしい」


リーナ「この国を捨てたの?」


店主「いや、むしろ逆だな」


「どう言うこと??」


酒屋の客A「お前らよそ者か。この国の興行はうまくいっているし賑わってるが、それはなぜだかわかるか?」


「??」


酒屋の客B「俺らドワーフが作る武器、防具や冒険に必要なあらゆる道具が冒険者や他国に求められているからだ」


酒屋の客A「魔法で発展した国ではいろんなものが便利に作れちまうが、武器や防具などは特に差が出る。」

「楽して魔法で生成した武器と、モンスターの一部や魔法石、特殊な金属などから俺らドワーフが1から作る武器ではあらゆる性能で後者が上回る」


酒屋の客B「それを強みにこの国は発展してきたが、これ以上ベルドワが国力をつけることをよく思わない他国の奴らもいるし、単純に良い武器を作る俺らを利用しようとしている奴らもいるってことだ。」


酒屋の客A「俺らは強力な武器は作れるが、魔法は使えないし強い戦士は多くはないからな。スミスの作る武器を独占したいドラグノス帝国が、武力で制圧されたくなければスミスを派遣するようにと脅しをかけてきたって噂だ」


酒屋の客C「国王が軍を率いて抗おうとしたらしいが、スミスが自ら行くと国を渡り話は収まった。」


「なるほど・・」


酒屋の客C「あの人が特別なだけで、他にも腕の立つ職人はたくさんいるから紹介はしてやるぞ」


「いや、そこまで言うならその人がいいな」


酒屋の客B「話聞いてたのか?もうあの人の作る武器は手に取れない」


別に俺は武器はいらないんだ。だけど、国で取り合うくらい凄い腕前の職人がいるんであれば、ぜひともキャンプギアをオーダーして作ってもらいたい。この国にいないとなるとどうしたものか・・


酒場のドアが開く「バタンッ」


兵士「ゴブリンを連れていた旅人はお前たちか?」


「そうだけど」


リーナ「まさか・・あいつら何か悪さでもしたの?」


兵士「いや、彼らは楽しそうに街中を見学していたよ。疑ってすまなかったね。それより国王がお呼びだ!ご一緒願おう!」


「!?」



トーリたちを招集したベルドワの国王の意図は・・?

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