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14…ダハミリの変【開幕】

ー帝都郊外ー


「あれ? なんだこれ」


 ここは帝都郊外。此処にはダハミリ城という城がある。ダハミリ城は昔、交通の要所として帝都以上の栄華を極めていた。が、今のダハミリ城をみてみればわかる通り、当時を見る影がない。もはや城ではなく、農村の方が近いかもしれない。

 そんな所に、1人のシルバー色の髪を持つ、キャシャな少女がいた。この少女はダハミリ城で生まれ、ダハミリ城で育ち、ダハミリ城で学んだ。生粋のいわば、ダハミリ人である。

 この少年に、ダハミリ城について分からないことなど無い。

 だからこそ驚く。今までなかった禍々しい石碑がそこにはあるのだから。

 その場所はダハミリ城の中でも最北端に位置する。忘れ去られたような場所だ。今この場には少女しかいない。


 大人はいない。子供とは取り返しのつかない事を直ぐにしたい、本能的に思ってしまうような生き物だ。故に少女も危険だと思っていながらも、気まぐれな好奇心で禍々しい石碑を動かしてしまう。

 意外にも石碑は簡単に動いた。


 石碑が動いたその時だった。


 石碑があった場所から漆黒のオーラが流れ出し、瞬く間に翼を持つ人獣を形作っていった。そしてオーラが一通りで終わったところで、形作られたオーラの一部が、流れる河川の様に人獣に紋様をつけていった。


 そして誕生した。漆黒の邪竜 フェルニゲシュが

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