信じる者は救われる?
屋敷の片付けは目処が立ったので次は領地の探索だ。
「と言っても見事な廃村状態なのよね……」
何十年も放置され私の家以外は見事なあばら家状態だ。
「人が住める状態にするのは難しいわね、解体するしかないわね……」
散策しながら今後の事を考えていたら領地の奥に祠らしき物を見つけた。
私の身長の半分ぐらいの大きさで石で出来ているが苔まみれだ。
「何か文字みたいなのが書かれているみたいだけど……、読めないわね」
こうなると知りたくなるのが本能という物だ。
私は自宅からバケツとタワシ、近くにあった小川から水を汲み祠の掃除を始めた。
ゴシゴシと磨き続けた結果、ようやく文字が読める様になった。
どうやらこの祠は神様を祀る為に作られた物らしい。
因みにこの国には様々な神の守護により成り立っていてその数千を越えているらしい。
大きな神様がいてその部下の神様が各地にいるらしい。
つまりこの荒れ果てた地にも神様がいる、という事だ。
「苦しい時の神頼み、という訳ではないけど祈ってもも無駄ではないわよね」
私は両手を組み跪いて祈りを捧げた。
「この度、この地に越してきたエウレアと申します。どうか見守って頂くようお願い致します」
『相わかった、そなたの願いを叶えよう』
……え?
今、なんか声が聞こえたような……。
すると祠が光り輝いた!
「えっ!? 眩し……」
思わず目を瞑った。
光が収まったみたいで恐る恐る目を開けると……。
『土地神セイラちゃん、降臨!』
目の前にポーズを決めて立っている女性がいた。
……誰?




