夢小説・騎士の王国の王子
夢で見た内容を小説にしてみました。
連載するかどうかは感想などの評価次第で決めたいです。
創生歴2110年 この世界最大の大陸、ローラシア大陸の南東に騎士の王国、そう呼ばれる国があった。
創生歴の初めから存在していたとされる古の王国、その名を、ランドール王国という。
創生歴の始まりは、聖魔大戦という戦いの始まりでもあった。
始まりはかつてまだ名もないこの大陸に存在した人間の国であるビスナ帝国とニウ連邦、エルフの国である聖グリーンウッド王国の戦争から始まったとする説が有力である。
ビスナ帝国とニウ連邦の連合軍と聖グリーンウッド王国の戦争は、聖グリーンウッド王国の王女がニウ連邦に行った際に、王位継承争いをしていた第一、第二王子たちが相次いで不審な死を遂げ、それを王女の仕業だとした第三王子が私兵を動かしてニウ連邦国内にいた王女を殺害したことがきっかけとなり始まった。
第三王子の私兵は無断で国境を侵犯したばかりが王女の殺害時にニウ連邦の警護の騎士や王女と一緒にいたニウ連邦の王族の姫までも殺害してしまっていたのだ。
そして戦争が始まる。
豊穣の女神バストの加護を受けたエルフは聖魔法に置いて絶大な力を持つ。
そのエルフの国である聖グリーンウッド王国は、ニウ連邦の3分の2を焦土とした。
ニウ連邦の窮地を知った友好国、ビスナ帝国が援軍を出し、ここに二か国連合軍と聖グリーンウッド王国の戦いに戦争が拡大。
流石に分が悪いと感じた聖グリーンウッド王国の第三王子はある策略をもって事態の好転を目論んだ。
魔を司る女神イタラを信仰し、エルフよりも絶大な魔力と身体能力を持つ魔族の国である魔王国から拉致してきた子供十数名を殺害し、人間側の仕業に見せる工作が行われた。
ただ、魔王国と二か国との間には大小の国が幾つか存在したため、エルフも魔王国は、国に面している海から侵攻するものだと考えていたが、誤算が生じた。
どこの国がやったとは伝え忘れていたのだ。
結果、魔王国は幾つかの国に捜査するよう要請する使者を送るが、そんなことされたらエルフの仕業とバレるので、エルフの秘伝の毒薬などを用いて送られた使者を全て殺害。
魔王国はそれにより、人間国家への報復を謳い進軍を開始、無論、何も知らない国々は何が起きたのか知る間も無く吹き飛ばされ、蹂躙され、滅ぼされた。
当然、ビスナ帝国とニウ連邦も程なく蹂躙される。
そんな中、蹂躙されつつある国々の助けを求める声がまだ被害を受けていない国々に届き始める。
創生神ローラシアを信仰するローラシア皇国、太陽神と海神の二柱の神を信仰する島国である龍皇国、そして、大陸南東にあり、騎士道をこそ国是として掲げ、魔王国と戦い滅んだ大国より領地をもち国として立った勇者、騎士グラン・ネロ・ランドール男爵の軍を支柱とした連合軍が結成された。
そこから110年の長期に渡る戦い、聖魔大戦に続いて行くのだが、この、脅威に対して大国が手を取り合い連合を組んだ年を、新たな歴史を創る、先へ進んだ偉大な一歩として創生歴と名付けたのだ。
そんな歴史の中で騎士の王国とまで言われる様になったランドール王国だが、創生歴2110年、聖魔大戦終戦2000年の記念すべき年に、聖グリーンウッド共和国に訪問していた国王が急死した。
そして王子たちの胃痛と頭痛と苛立ちクソエルフとの戦いの日々が始まるのだった…。
感想お待ちしてます。