[No.71] 【新刊書籍紹介】図解・お手伝い妖精の上手な囲い方
◆ 図解・お手伝い妖精の上手な囲い方
著者:マリカ・トレッティ/価格:3780コバーン
妖精は、私たち人間の生活においてとても身近な存在です。
野良猫のようにフラっと現れ、いつのまにか家に住み着いている。
あなたのお宅にも、一度や二度、妖精の訪問を受けたことがあるのではないでしょうか。そしてそのとき、このように迷ったご経験はありませんか? 「あれは住まわせてよいモノか、それとも追い出したほうがよいモノか……」と。
身近でありながら、妖精の種類が多すぎるため、生態について詳しく知らないことが多い。有益なモノと害悪をもたらすモノがいるのは知っているけれど、その程度止まりになっている。
面倒だからすべて追い払っているですって!?
そんなことをしては、もったいない!
あなたが厄介払いしてしまった妖精が〝キキーモラ〟だったらどうするのです。キキーモラは、夜な夜な家の中をこっそり掃除してくれる有益な妖精なのです。掃除だけではなく、皿洗いや洗濯、裁縫も得意で、ほつれた衣類を知らぬまに修繕してくれたりもする、働き者の家政婦になり得る存在。一匹いてくれるだけで家事が大助かり!
〝ゴブラナイ〟だったらどうでしょう。名前もそうですが一見すると魔物のゴブリンに見間違いやすい外見のため、囲うなんてもってのほかだ!、となってしまう筆頭なのですが、この妖精は超大当たりなんですよ。適切に接すれば、鉱脈のありかを教えてくれるのです。鉱脈ですよ?、たとえばその鉱脈がオリハルコンならば、億万長者も夢ではないのです!
むげにしていた妖精に対し、興味がわいたのではありませんか?
囲ってみたくなったでしょう?
しかし、無知ではいけません。
有益な妖精であっても、接し方を誤れば、怒って家を出ていってしまったり、逆に悪さを働かれたりする恐れがあるからです。せっかく有益な妖精がやってきても、与える餌を間違っただけで出ていかれては仕方ありません。温厚そうだという外見だけで判断し、囲いはしたものの、実は有害なモノで、餌だけ取られて、いいようにあしらわれてしまったとしたら目も当てられない。
そこで『図解・お手伝い妖精の上手な囲い方』の出番となるのです。
本書を読んでいただければ、必要な知識が必要以上に身につきます。
少々お値段は張りますが、後悔はさせません。
収められている妖精の種類は実に数百種! メジャー妖精からマイナー妖精までを網羅! ここに載っていないモノは妖精ではない! 有名挿絵士による美麗なイラスト付きでの、わかりやすい解説。似ている妖精の区別だってなんのその。
一冊あれば一生物になります。
お近くの書店で本書を手にし、妖精囲いライフを謳歌しましょう!