プロローグ
こんにちは、しーもです。
よろしくお願いします。
「おはようございます、領主様」
そんな声をかけられて僕はゆっくりと目を覚ました。
いまだにこの呼ばれかたには慣れないなぁ......
外を眺めるともう空は明るくなり始めている。
色んな人が部屋に入ってきた。これにも最初は慣れなかった。なんか個人的なものまで見られてしまいそうで。
お世話係なんだから見られても大丈夫、っていわれてもねぇ。
さてと、朝の支度を色々してもらって.......
え?朝の支度?あぁ。一様私領主だもんで色々と下女がやってくれるんだ。
朝の着替えの準備だったり、朝食だったり、他にも色々手伝ってくれるんだ。これには朝に弱かった僕とって本当に助かっている。
と言ってもお金の節約もあるから以前の領主さんよりは自分でこなしてるんだけどね。
ここにくる前は一人暮らしだったからさ。一様どれも一人でやれるにはやれるから。
あの日僕はここ、異世界に転移か転生かはよくわからないけどやって来た。それは本当に突然だった。
独り暮らしからこんな領主になるとは夢にも思ってなかったけど、こうなってしまったらやるしかない。もう後ろを振り返ったって意味もない。今日も一日頑張っていかなきゃ。ここの人たちの笑顔を作るために、守るために。
そんな思いをこの胸に秘めて、僕は寝室を出ていく。
さぁ、1日頑張るぞ!
これは、そんな前の世界で独り暮らしをしていたごくごく普通だった(?)僕の物語。
と、このようなかんじで適当な頻度であげていきたいと思います。
よろしくお願いします。