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VRゲームは最強さんに。《 改 》  作者: 黒龍一刻
[ 1 ] Virtual reality games 電子世界の訪ね人
13/16

11・錬金術と等価交換

どうも、竜一ですよ。

コロナは春休みを何週間も延長させてくれました。

空いた時間にエヴァをいろいろ見直していましたが、

まあ、勉強になりました。

ぶっちゃけ、文章に多大なる影響を与えることでしょう。

制作中の外編04話辺りが特に酷いですね。

投稿したときはパロディとして許して許して。




「よしよし、最初に基礎の基礎である分解と結合をやるよ。魔法陣の中心、起動術式に魔力を流しな。」


中心...手のひらを当てて...


「指先でもいいけど、手のひらの方が安定はするさね。そしたら順に魔法陣が起動していくから、安定を待ちな。」


「準備が出来たようだね。魔力をそのまま流しながら【鑑定】してみな。」



_________________________



[下級錬金術用魔法陣 Ver.1.16] 

分類 魔法陣

希少度 D

品質 普 

魔力伝達 A

属性 無

因子 紙 血 晶

耐久値 233/250

状態 魔力吸収中 73/100% 


詳細 

下級錬金術用の魔法陣。量産品。


_________________________




「魔力が満タンになったらこれらの石を魔法陣内に入れな。その時、魔法陣と石を魔力で繋ぐんだよ。」


「わかりました。」



袋に入った石ころの一つを鑑定。


_________________________



[石] 

分類 石

希少度 E-

品質 普 

魔力伝達 E-

属性 土

因子 石 

耐久値 10/10

状態 通常


投擲 Str+1


詳細 

なんも変哲の無い石ころ。投擲等で武器に出来るかも。


_________________________



うん、普通の石ころね。



......よし、100%。

魔力光とやらで青白く光る感じが綺麗だなー。

石ころを魔法陣の中において、魔力の線を繋いで...まだまだ放出量の調整が上手くいかないなぁ...。まあ、多い分は空気中に昇っていってるようだから大丈夫か。


「出来ましたー。」


「ふむ、魔法陣の分解術式の回路を開きな。そうしたら、素材の分解が始まって、魔力と因子が生まれるはずさ。」


はーいっと。


露骨に光ってる起動術式から伸びる術式回路を辿って...これかな?魔力を注いでオープン。



ブゥーーーーーーーンンンン...



おおおおおー。


石が、魔法陣上で茶色い気体と灰色のビー玉見たいになった。自由にふわふわ漂ってるなこの謎物質。


「この気体が石を構成する土の属性魔力でその硝子玉みたいのが、石を司る因子だよ。この中のものを自由に弄ってみな。魔法陣外に出すと拡散してしまうから気をつけな。足らなくなったら、石を同じ要領で追加、終わったら、ここの結合術式で物質化だ。」


よしよし、いろいろやってみるかな。


えーと、そのまま、物質化してみるか。


結合!



ブゥーーーーーーーンンンン...



コツン。


おっと、【鑑定】



_________________________



[石] 

分類 石

希少度 E-

品質 微悪 

魔力伝達 E-

属性 土

因子 石 

耐久値 8/10

状態 劣化


投擲 Str+1


詳細 

なんも変哲の無い錬金された石ころ。投擲等で武器に出来るかも。

構成成分の結合不良か構成成分の不足により少々脆くなっている。

   


_________________________



ありゃま。


劣化しちゃうのかー。


んー、成分の結合不良?

魔力と因子か、魔力同士が上手くくっついてないってことかな。

成分不足は...魔法陣から立ち上る陽炎...気体と関係がありそうだけど...。

魔力損失ってやつだな。本に載ってた。

ほぼ電力の損失と似たイメージでいいのかな?


なら、石を二個入れて分解&再結合すれば石+αになる...か?


よし。


再度充電...充魔?

100%OK!


石を二個分ぽぽーいと、分解術式オープン!



ブゥーーーーーーーンンンン...



おー、さっきより気体とビー玉が増えた。



えーと、そのまま結合。



ブゥーーーーーーーンンンン...



コツン。



ん、気体とビー玉が減ったけど無くならなくて、石が一つ。これで石が普通だったら予想通りかな。



_________________________



[石] 

分類 石

希少度 E-

品質 普 

魔力伝達 E

属性 土

因子 石 

耐久値 10/10

状態 通常


投擲 Str+1


詳細 

なんも変哲の無い錬金された石ころ。投擲等で武器に出来るかも。


_________________________



おお、成功!

んー...魔力伝達能力が上がってる?


「すいません、石を分解してそのまま結合させたら、錬金前の石より魔力伝達能力が上がっていたんですけど。」


「ああ、珍しいね。そのまま再結合させたのかい?魔力伝達能力の上昇は、魔法陣内で、魔力漬けにされていたからだよ。石を二個入れた分、余りの魔力と因子が出ただろう?その余った魔力の一部を石の因子が余分に結合したのさ。それがもっと大量に強力になると、外部刺激で空気中に魔力を放出する、魔石となるのさ。面白いだろう?」


「へー、面白い。」


追加の石を魔法陣にポーイと。


「錬金術士としては、この錬金(生成)したい物質の因子に結合する魔力の種類や割合を算出、調整することで錬金術に関する物質論を求めてくことが大事になってくるね。」


「なるほど、つまり魔力と因子の比率配分のレシピを探していけばいい感じですね。」


分解&結合!


「レシピ...まあ、そうさね。一回その比率配分を求められれば、次からの生成は魔法陣の記憶術式から自動調整で出来るから覚えておきな。商品の安定供給、大量生産は生産職の基本だよ。」


「ショートカットみたいなものですか!いいですね。」


コツン。


「錬金術に必要なのは、探求心と根気、勘、ちょっとした計算能力だけ...だと言うのにあの馬鹿男どもは地味だの精神的に疲れるだの時間かかるだのほざけやがるけるに...。」


「まあ、研究職に似た雰囲気ですし...よっぽど興味が無いと続けるにも苦痛だったのでしょうね。」


大きめの石....鑑定。

過度な属性魔力不足...因子同士の結合?

今度は因子が多かった...いや、前回の余剰魔力分の消費でプラスマイナスマイナスになったのか。ややこしいな。


「今の()()()()()は精神力が足らない...とは言わんがもう少し忍耐力を持ってほしいもんだね...。」


「あはははは...耳が痛いです。」


んー、今日はこれくらいでいいか...このあとこっちの魔法も試してみたいから魔力残しておかないとね。


「ああ、すまんね。お前さんはよーやってるよ。...ん、今日はこれで止めておくかい?」


「ええ、このあと魔法を使ってみるつもりなんですよ。龍魔法って結構魔力使うらしいんでこのくらいで...。」


「龍魔法とは...竜だから当然かね。龍魔法は私が知っている限り、制御が難しく出力と干渉範囲が馬鹿デカイ。練習するのであれば周りに気をつけるんだね...ちょっと待ってな。」


?


「あったあった、対魔師や陰陽師に手伝ってもらって錬金した術式破壊及び魔力分解術式の札だよ。負荷の関係で一発で燃え尽きるけどこれで暴発しそうなときはなんとかせえ。本当はミスリル板タイプを渡したかったけどねえ...。」


え、鑑定!



_________________________



[簡易式複合術式魔法陣・改 Ver.3.22] 

分類 魔法陣

希少度 A++

品質 最良

魔力伝達 S+

属性 無 ◼◼ ◼◼

因子 紙 血 晶 ◼◼ ◼

耐久値 20/20

状態 通常


術式 術式破壊術式

   魔力分解術式

   ◼◼◼◼◼

◼◼◼◼◼◼


詳細 

◼◼の錬金術師、◼◼の陰陽師、◼◼◼◼◼により作られた対魔法術式。

マジックブレイカーの簡易版。

そのため、効果も大きく下がっているが、ありとあらゆる魔を一回限り消し飛ばせる一品。

◼◼◼____◼◼◼◼____◼◼_◼◼◼


_________________________




うわああ...うわあああ...


「こ、これ、結構貴重な物では?」


「確かに技術的価値は高いものだがね。私からすれば手作業ではあるが量産品さ。そこら辺の買い手にでも売ってもある程度の金になると思うが、普通に付与タイプの解析掛けたら術式破壊が起こって燃え尽きて無駄になるだけだしねえ...。まあ、お前さんはそう言うことはせんだろ。用心は大事だよ。普通に持っておきな。」


「...はい、わかりました。ありがたく頂きます。」


ぶっちゃけそのまま切り札みたいなものだろうこれ。


「ああ、それの金は要らんよ。この町近くが魔法暴発で吹き飛んだらいろいろ困りそうだからねえ。保険だよ保険。...錬金術の資材や情報代はさっき言ったようにここでなんか多目に買ってくれたりしてくれればいいよ。ほら、そろそろお昼時だよ。さっさと食べてきな。」


え、もうそんな時間?...一時近くか、一旦ログアウトだな。


「本当にありがとうございました。またなにかあったらよろしくお願いします。」


「いいさいいさ。孫娘を世話するもんさ。良い暇潰しになったよ。」


うへぇ...


「僕っ、男ですっ。」


「そんなことは知っているよ。竜の話の時鑑定させてもらったからね。周りにお前さんの濃密な魔力が散らばってたとはいえ、ちゃんとそういう魔力には反応できるようするんだよ。」


「え、でも娘...」


「可愛い子に男とか女は関係ないよ!生まれ持った外見だ。磨けるだけ磨いときな!」


ご、豪快過ぎない...?






後のお話ですが

霊術やら陰陽術やらをシステムとして組み込むのに苦労しています。

他の小説で参考できそうなものが身近にないんだよなぁ...

勉強不足が悔やまれり。


誰か和風ファンタジーを兵器とか、リアクターとして組み込んでいる物語、教えてくれませんか?

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― 新着の感想 ―
[一言] 追加でこれが知ってる中で一番詳しいと思う お稲荷様ののんびりVRMMO日和
[一言] 出遅れテイマーのその日暮らし、Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~、この2つに陰陽系のがあったはず(確か多分恐らく)
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