表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRゲームは最強さんに。《 改 》  作者: 黒龍一刻
[ 1 ] Virtual reality games 電子世界の訪ね人
11/16

9・錬金術と魔力

どうも、一日投稿遅れました竜一です。

試験勉強してたのですよ...つらたん。

故に構成が纏まった気がせず、いろいろ魔法の設定がふらついてますが気にしないでください。仕様です。





_______錬金術とは_____魔力と因子、特性、付与術______を利用した万物創造術_______錬金釜、魔法陣を利用して______物質構成操作を行う______高等の魔力操作を必要とし______主に拡散、飽和液状化した______高濃度魔力_____因子多重結合状態______重因子を元に魔導物質を構築________________




うん、

どこの専門書だコノヤロー!


「え、えーと、これを全部読むんですか...?」


「ふん?なんそんな頭固いところ読んでいるんだい?錬金方法のページ開きなさいな。」


「あ、はい。」


読まなくて良かったんかいな!




_____錬金術・下級______魔法陣を利用した等価交換術式_____ガイランデ・ゴードンによって術式が確立_______安定化は未だ______分解作用からの上位合成作用の法則性_____錬金釜での等価交換法______自動化による魔力損失と構築失敗率の関係性_____効率化は如何に______________




はい。(悟)


まるで遠回しのそれである長文章を頑張って纏めると、


・錬金術のはじめは魔法陣で等価交換をしましょう!


・はじめは滅茶苦茶失敗するけど気にせずファイト☆


・魔力操作や魔法陣を上手くなったり、最適化できればその分失敗率は下がるよ!


・魔力と因子と呼ばれるものをくっつけたり離したりしてみよう!



魔力って何ですか。どう操作するんですか。

気とかそこらと同じですか?

昔やってたゲームなんて魔力はただのゲージでしたよ!


「す、すいません!この魔力操作って何ですか?」


「えぇ?ああ、あっちには魔力が無いのかね?なら最初に魔力感知が必要になってくるねぇ...いいよ。教えてあげよう。そこの椅子を持ってきな。」


椅子ね。了解です。


魔力感知?


「魔力っつうのは、なんにでも宿ってはいるけど、メジャーなのは血液だね。体内の血液循環を意識して、感知できる()()()()()を増やしてみな。」


チャ、チャンネル?えーと、血液循環を意識ね...気の意識と同じやり方でやってみるか。

......これか?いやに流れが多いしぐちゃぐちゃしてるな。別の何かと混じってるのかこれは。ちょっと()()()()()()


「!? 速いね。そのまま掌握してみな。コツは太い血管から神経を経由する感じのイメージだね。」


混じってる?いや認識が同じせいでそう感じてるだけか。掴めた。そのまま魔力だけを生体回路を通して引っ張りぃっー!?


「ッ!、ッ馬鹿!」


パンッと音と共に溢れだした何かが拡散する前に、お婆さんが何かを投げたとたん、それらが石?に吸い込まれていく。


それが止まった瞬間、強烈な倦怠感が押し寄せてくる。


「ッぅ」


「なんちゅう魔力量だい...初心者があんな魔力出したら細胞が潰れるよ!...ああ、魔力切れか、倒れないだけ誉めてあげるよ。」


うえぇ...気持ち悪い...。


「んで、気持ち悪さと...急激な魔力消費の典型例だね。我慢しな。」


と、どこかに行ってしまった。しょうがないか。我慢我慢。



「吸魔石の容量いっぱいだねぇ...本当に凄まじい魔力量だ。」



――――――――――――――――――――――――――――――――


『条件が達成されました。』

『スキル【魔力感知】が解放されます。』

『プレイヤー:レイの習得可能スキル一覧(スキルショップ)に登録されました。』


――――――――――――――――――――――――――――――――




1分くらい椅子の背もたれに身を預けているとやっと直ってきた。

これ結構辛いな...吐き気とか無いだけましか。はぁ...。

怪我をした指の痺れがまだ収まらないが、この間にスキルショップに解放されたというログが来ていたので、ちゃちゃっと購入しておく。



____________________



『スキル【魔力感知】を取得しました。』


____________________




お婆さん...(そういえばまだ名前聞いてないや。)はなんかいろんな道具をガチャガチャと移動させている。


「...すいません。名前言ってませんでしたね。レイと言います。迷惑かけてますね。」


「いや、魔術やるんなら初心者ではよくあることよ。気にしないことだね。私はメリダ。婆さんでいいよ。」


「はい、わかりました。改めてよろしくお願いします。メリダ婆さん。」


「気持ち悪さが治ったら、指の怪我を見せな...ある程度修復されてるね。なんか自動回復スキル持っているのかい?」


自動回復スキル?

持ってたっけ...ん?この【竜の血】っていうスキルに【HP自動回復】が複合してるのか。これかな?


「え?えーと...ああ、【竜の血】っていうスキルを持って「竜の血ぃい?!」あ、はい。」


「へえ! お前さん、かの有名な竜の血族かい?あんまポンコツそうじゃない...ってそうか、異界人だからかね。」


「ポ、ポンコツ?」


「天空城にいる奴らはともかく、私らのいる下界を牛耳る奴らは、一部を除いて戦って喰って奪って寝てることにしか興味の無いあほんだらしかいないからねえ...。」


「は、はあ...。」


て、天空城あるの...行ってみたいけど竜と絶対戦うことになるよねそれ...。


「ま、異界人?異界竜?のお前さんには関係のない話やね。天空城が気になるんなら、好戦的なあいつらを蹴散らせる強さを手に入れな。」


「わかりました。ちょっと興味があるんで、なんとかできる程度に上げて目指してみます。」


「ん、まあ仮にも竜だ。すぐ馬鹿強くなるだろうさ。傷は...速いねもう完全修復だ。消毒薬とか傷当てはいらなかったね。」


「あ、すいません用意してくれたのに。」


「いいさいいさ。タダは怖いがあるだけ良しさ。さあて、魔力感知はできた、次は魔力放出の手加減だね。魔力の勢いだけで指が吹っ飛ぶとは思わなかったよ...もう少し栓を閉めてみな。」


栓を閉める...魔力の流れを分岐させる感じで...一部だけ放出っ。


「...うん、量は普通より多いけど、ある程度の手加減は出来そうだね。本当に出来が良い子だねぇ。そんな簡単に魔力感知や魔力放出を覚えられちゃあ学園の商売があがったりになるわ。」


誉められて...いるんだよね?


「ありがとうございます。」


「ふんふん、次は魔力操作だね。さっきは体内の魔力回路に沿って流れる勢いを利用して放出していたね。魔力操作っていうのは体じゅうに広がる魔力回路の中を自由に魔力を行き来させることだ。この魔力回路内の魔力密度を上下させてみな。魔力密度が高くしたところで放出させたり、魔法を発動させるのがメジャーだ。魔法使いの必須事項だね。」


「わかりました。」


また指でやってみるか。

密度を高く...魔力を指が壊れない程度に貯めれば良いのかな?


「フゥーッ...」


人差し指に意識して魔力を巡回させ、少しずつ少しずつ魔力を留めさせていく。

熱が籠っていく、掌握しきれない魔力が陽炎のように立ち上っていく。

ぎゅっと魔力の手綱を引っ張り、押し固めて____


「はい、そこまで。」


集中力が切れ、魔力が指を弾き飛ばす瞬間、強制的に魔力だけがお婆さんが翳す石に吸い込まれていく。【鑑定】、


_________________________



[吸魔石] 

分類 魔石

希少度 B+

品質 最良 

魔力伝達 S

属性 ◼◼

因子 石 ◼◼ ◼◼ ◼◼ ◼◼

耐久値 467/480

状態 封印解除 魔力吸収中 7/100%


詳細 魔石の一種。錬金アイテム。


_________________________



「魔吸石...さっきの石だ。」


「そのとおり、鑑定でもしたかい?普通は空気中の魔力を勝手に吸収して、飽和状態になっているんだが、壊さずに内部魔力を抽出して封印した一品さ。結構の自信作だね。さあさあ、溢れさせてないでなんとか抑えてみな!」


魔力は指先から魔力回路を辿って出ているわけだから、他の回路に魔力の流れを引っ張って...繋ぎ直せば...こうか!


「...問題無いようだね。これからは魔力回路の熟知と魔力の流れの完全な掌握、魔力自体の操作を極めていくのが大事になるよ。」


――――――――――――――――――――――――――――――――


『条件が達成されました。』

『スキル【魔力操作】が解放されます。』

『プレイヤー:レイの習得可能スキル一覧(スキルショップ)に登録されました。』


――――――――――――――――――――――――――――――――



来た!さっそく取得。



____________________



『スキル【魔力操作】を取得しました。』


____________________



これで良し。



「【魔力操作】スキルも取得出来ました。ありがとうございます。」


「いいさいいさ。これでやっと錬金術の初級の術、等価交換を教えられるね。」


「等価交換って、同じ価値のものを交換...変換?する感じの?」


「そうだね。概要としては合っているよ。等価交換は二つの分類に分かれていてね、有名な方は万物から貴金属を錬金する目的で研究されている『魔力構築型錬金術』と、前者よりあまり知られてないのは、同じ分類のものから上位物質を錬金する『因子構築型錬金術』だね。錬金術の代名詞である『賢者の石』の生成は前者で行うことが多いと解明されているよ。」


「な、なるほど。」


「今からやらせるのは後者の『因子構築型錬金術』である【上位変換】、【下位変換】だよ。魔法陣は用意しておいたよ。こればっかりは後払いで問題無いかい?」


「いえいえ、もちろんですよ。すごいお世話になっていますし。」


「ふんふん、あまり気にしなさんな。金関係はともかく、教育は義務だよ。...で、さっき読ませた『等価交換』の部分、言ってみな。」


え、えーと。


「上位変換の場合、変換対象を属性魔力と各因子に分解させ、上位物質の構築に必要な属性魔力と因子を更に分解、必要分魔法陣内を満たし、変換目的の上位物質の構築に作用する各触媒を分解、安定化を待ってから引き上げ(サルベージ)...下位変換の場合、変換対象の分解、必要のない魔力や因子を分けて、各触媒で再構築...合ってますか?」


「完璧だよ!本当に頭が回るようだね。ここまで出来が良いと教える方にも力が入るってもんさ。」


「あ、ありがとうございます。」







皆さんは錬金術って言ったら何を連想、想像しますか?

賢者の石とか、不死鳥とか、人造生命体とかですかね僕は。


...ぶっちゃけ錬金と錬成の違いがよくわからんですよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 一言で言うとなんか難しい学問だね けど(話の中で)やってる事は本来の内容と一致してるよ、某鋼の人がやってるのが真理
[一言] 錬金術ってのは賢者の石を創り出すのが目的で昔は賢者の石があれば完全な金を錬成することや神にも等しい智慧(ちえ)、不老不死になれるの思われていたから錬成は錬金術の工程の一部ってのが正しいかな、…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ