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試製自走多連装ロケット砲奮戦記  作者: 通りすがりの野良猫
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M4A3E8も頑張ってました

61式の活躍に触れたからには、その前に頑張っていたM4などにも触れなければなるまい。

巨大な怪物が、我が国を蹂躙しだしたころから、61式戦車が配備されるまでを、M24と共に支えたのが、M4A3E8である!

今も、その勇姿を富士学校で見ることができる。

自分も遥か昔、陸士長なりたての頃、東富士での演習帰りに、入浴で寄ったかなんかの際に、見て感動したもんで。

後年、ロンドンの大英帝国戦争博物館でみた75ミリ砲搭載型より明らかに強そうに見えましたな。


でも、我が陸上自衛隊に配備されたM4は朝鮮半島で喪われた仲間より「偉い目にあわされた」と言っても過言ではない。


61式が配備されるまで、軽戦車のM24の75ミリより威力のある長砲身の76.2ミリ砲を持つイージーエイは主力戦車として頑張ってもらわなければならない立場であった。

そのお陰で、巨大な怪物に踏まれ、焼かれ、弾かれ、蹴散らされとありとあらゆる理不尽な暴力を見舞われたのであった。


踏ちゃんこにされたのは、61式でも同じであるが、悲惨極まりないのは「生き埋め」である。富士山一帯を占拠した異星人が繰り出す超未来兵器?に足元を掬われたM4がそのまま生き埋めにされていく映像が残っている位だ。

また、撃っても撃ってもへこたれない巨大芋虫に至近距離から射撃しているが、本来なら通常のAP弾で約5インチ、HVAP弾で約8インチの装甲を抜けるハズの性能を発揮してる距離で効果なしである。

芋虫のまるっこい体が弾いた可能性もあるとは言え、命からがら芋虫の進路から退避する騒ぎであった。


ただ唯一の「勝利」はやはり富士近郊で、巨大もぐらを攻撃したケースである。

昼間にうっかり出てきてしまったところを発見、火力を集中されてしまい、あわてて潜った先に火山脈があり、片付けたりしたこともあった。


これらの戦闘の教訓は、さすがに次の61式には反映するのは困難であったが、74式戦車の期待性能案を定める際に、大いに役立つのであった。


次はM24だなあ

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