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試製自走多連装ロケット砲奮戦記  作者: 通りすがりの野良猫
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次は福岡

次の戦場は福岡です

古い方はご存知の通り、大阪がえらい目にあった翌年、福岡も大変な目に合ったのである。

今度はでっかい翼竜の生き残り?が福岡来襲である。

実はその少し前に、阿蘇の炭鉱で、これまたでっかいトンボの幼虫が、孵化して作業員を襲う騒ぎがあり、万が一に備えて、大阪で活躍した試製自走多連装ロケット砲の改良型が現在の第4師団の前身、第4管区に送られていたのである。


レーダーが附けられていたのだが、これは元々は、射撃精度の向上を意図してであるが、弾道が低伸しかつ高速な点を生かして、対空用に使えるのではないか、と言う点に着目した結果である。

と言うのも、当初、心配されたのが、トンボのヤゴであり、ひょっとしたら多量に羽化してくるかもしれなかったためである。

対空兵器として、高速のロケットを放つ、のは先の大戦の航空戦艦、伊勢、日向に例があり、イギリスでも本土防空で使っていた。

幸いにも、このヤゴは、でっかい翼竜の「大好物」であったらしく、ほぼ二匹で食べ尽くされたようであった。


今回は信管を対空用に近接信管を装着しての使用である。

先のでっかい怪物と違い、翼の部分が華奢な翼竜なら、こちらが有効と判断された結果でもある。

資料映像でも、福岡のスポーツセンターあたりで、飛来するロケット弾が適切な距離で炸裂しているのが見受けられている。その点では有効な装備であったが残念ながら、装填が手動な点から連続した弾幕を構成という訳でもなく、またレーダー自体が真空管で構成されているシステムのため、暖まるまでの時間が必要だったり野外機動での振動での不具合(当時は今のように道路整備が進んでない)などから現場では苦労が多かった模様である。



今回も大変でした

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