6話 その名はガルズジョーォォォォォォ!!!
( ̄▽ ̄= ̄▽ ̄)狂帝「ヒィイヤハァアァァァァァ!!この調子で休みもかくぜぇぇぇ!え!大会がある!?俺の休みがぁぁぁぁ!」
(´・ω・`)狂帝「取り乱しました。本編どぞ。」
俺は休んだ後、魔王軍と戦うことにした。
魔王軍はほぼ全ての兵士が魔族である。
魔族と言ってもいろいろいる。
ゴブリンであったりオークであったりグレムリンだったり。
そして・・・
俺は戦場にいた。
「【創造】現れよドゥーグ。」
白く塗装をされていて、敵を殺すことに特化した優秀なる魔動機械が作り出される。
ふう。大分魔法の扱いに慣れたな。
戦場に行く途中、新たに手に入れた魔法を使いこなす為に練習したものだ。
最初は魔法を使うと言う感覚が分からず苦労したものだ。
「勇者様前方に敵が!」
「分かった迎撃する。」
帝国軍兵士が伝えてくる。
「ドゥーグよ。前方に敵を倒せ!」
魔動機械ドゥーグが動き出す。
〈ターゲット了解。戦闘を開始します。〉
ドゥーグの主砲である砲塔が動く。
〈目標確認。ロック完了。砲撃開始。〉
魔族達に魔力弾が当たる。
「な、なんだ!?あの距離から攻撃!?ありえん!」
魔族達が動揺し始める。
そうこうしている間にもドゥーグは次の狙いに砲撃する。
「さて俺も行くか!」
「【身体能力強化】【黒き復讐の鎧】」
黒き鎧を着た戦士が戦場を駆ける。
「はあ!」
魔族がふっ飛ぶ。
「これで一人。」
流れる様に攻撃していく。
「二人、三人、四人、五人、六人、七人、八人、九人、十人!」
これで十人殺ったな。もっと効率を上げるか。
一回の攻撃で複数を巻き込む様に攻撃する。
「二十、三十、四十、五十、六十、七十、八十、九十、百!」
まだまだ先は長いな。
その時遠くから蹄の音と大声が聞こえた。
「みぃぃつぅうけぇえたぁぞぉぉお!」ドドド
「貴様ぁぁぁぁがぁぁぁぁ!!!
我が軍の兵士達を殺しているのかぁぁぁぁ!!」
馬鹿デカい声と共に現れたのは馬に翼を生やした様な魔族。
しかしペガサスとか聖なる者ではなく、魔馬と呼ばれる種類。
口から焔を出し。翼は黒く。目は紅い。馬の頭蓋骨の様な頭。
「俺は三魔将の一人、禍馬ガルズジョーだ!てめえぇぇぇの命はここで終わりだぁぁぁぁ!」
「ヒィイヤッハァアァァァァァ!!」
ガルズジョーが突撃してくる。
その背中からコボルトが二匹「ヒャッハアァァァ!」と言いながら飛び降りる。
「こっちから攻撃させて貰うぜぇぇぇぇ!!
俺様必殺の突撃を食らいやがれぇぇぇぇ!
【猛馬突撃】!」
ガルズジョーが攻撃してくる。
「ぐっ。」
かすってしまう。だが!
「黒き復讐の鎧はこの程度じゃたいしたダメージはうせない!」
「いぃっつまでその余裕が続くかなあぁ。コボルト達俺に続けぇぇぇ!」
「今度はこっちの番だ!
雑魚にはさっさと退場してもらおう。」
コボルトを二匹をまとめて殴る。
「ギャ、すみませんお頭」ガク
ガルズジョーはわなわな震えながら
「テメエよくも俺様の大切な仲間を・・・許さねえ。
俺様の究極奥義で葬ってやる!」
「炎よ、燃えよ、我が敵を焼き払え!真、火階位の攻【炎火、業火、炎獄】!」
ガルズジョーの口から巨大な炎の塊がでてこっちに向かってくる。
「【全てを無効にする領域】」
「なっ俺様の究極奥義を無効化するだと!?ありえん。」
「これで終わりか?」
「まだ此方には隠し玉がある!
出番だ!」
ガルズジョーがそう言うと上の方から魔馬がやってきて乗っている奴が降りてくる。
「久しぶりねぇ。会いたかったわよ。」
「ああ。俺も会いたかった。」
そう上から降りて来たのは村人をリリアナを殺した時にいた転生者の一人だった。
黒き復讐の鎧が一気に禍々しくなる。
「あの時はよくも恥をかかせてくれたわねぇ。あの時と同じだと思ったら大間違いよ。あの召喚魔法には召喚された者を強くする効果があったからねぇ。あの時の恨み晴れさせて貰うわよ!」
「こっちは貴様の何億倍以上恨みがある!」
俺は怒りながら攻撃しようとする。
「獣が気色悪い近寄るじゃ無いわよ!魔族と共に死になさい!」
「なっ俺様の仲間や兵士達まで攻撃するのか!?
どうゆうことだ!」
ガルズジョーが困惑する。
「何時から私が本気で味方になったと思っていたの?本当にアンタ達は馬鹿ねぇ。嘘に決まっているじゃなあい。」
「貴様ぁぁぁぁ!!」
ガルズジョーが激昂する。
「じゃあねぇ♪」
「我が敵に水の激流を、真、水階位の攻【墜ちる水の激流】!」
「【全てを無効にする領域】!」
俺と帝国軍に降りかかる水を無効化する。魔族の大半がさっきの水で死んだ。
水がやっとおさまった時に声が聞こえた。
「お・・・まえら・・・無事か・・・」
「お頭!」
ガルズジョーが自分の身を犠牲にして限界以上の炎を吹き出し水を相殺してコボルト二匹を庇っていた。
「はっ黒い鎧の奴が生き残るのは分かっていたけど余計な奴まで生き残っているわね。さっさと死になさい死に損ないが。」
その時黒き復讐セルムからこの前とは比べ物にならないくらい殺気が放たれる。
「あの時は、まだ使い慣れてなかったが。今は違う。」
「ひっひいい。」
余りの恐怖で転生者の体が動かなくなる。
「ガルズジョーまだ生きているか?」
「は・・・俺様が・・・このくらい・・・で死ぬか・・・」
その時コボルトが「お頭これを飲んでくだせえ回復薬です!」
ガルズジョーにコボルトが回復薬を飲ませる。ガルズジョーは歩けるくらいには回復した。
「まだ戦うか?」
「軍もぼぼ全滅。生き残たのは俺達くらいだ。もう戦う力は残ってねえ。」
「魔王軍に帰るのか?」
「今更魔王軍に帰っても殺されるのが落ちだ。魔王軍は抜けるしかねえ。」
「そうかならさっさと行け。」
「俺達を殺さないのか?」
「仲間の為に命を張った奴を好き好んで殺そうとは思わないし俺の目標はお前じゃない。」
「恩に着るぜ。
俺達はもともと三人でガルズ旅団だ!」
「お前は俺のライバルだぜぇぇぇ!
いくぜぇぇぇガルズ旅団出発だぁぁぁぁ!ヒィイヤハァアァァァァァ!!」
ガルズジョーが走り去っていく。
さっきまでフラフラだったのにどこにそんな体力があった?
この後にコボルト達も「一生付いて行きます。お頭!!」と言いながら去っていく。
やっぱりああゆう気のいい奴らは嫌いではない。
殺すなら・・・
「死にたくn」ドス
貴様の様なクズがいい。
三( ゜∀゜)ガルズジョー「俺の名はガルズジョーォォォォ!!!」
!!(゜ロ゜)狂帝「貴様ここは作者の後書きだぞ!何故ここにいる!」
三( ゜∀゜)ガルズジョー「俺は様々な場所を駆けるぅぅぅぅ!!」
ε=ε=┏(・狂・)┛「どうやって入ってきたか教えろぉぉぉ!!」
余り運動しない狂帝。魔馬であるガルズジョー。
追い付ける訳がない。
(´・ω・`)狂帝「あいつ速すぎ。」