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17話 冥王

黒き神殿(ブラックシュライン)




〈準備は整った。

復活祭の前夜祭を始めるとしよう。〉


「セルム様はまだ帰っていないがいいのか?」


〈主役は後から来るものだ。〉


《エマージェンシー!エマージェンシー!

総員に通達!

アンデットの大群が接近中、総員戦闘準備!》


「アンデットの大群だと!?」


「バカなアンデットの大群ということは上位アンデットか首謀者がいるはずだ!

何故ここに向かっている!?」


黒き神殿の守護者ブラック・シュライン・ガーディアン達は城壁に登り状況を確認する。


そこには360度見渡す限りのアンデットの大群がいた。


「バカなこれほどの大群だと?」


アンデットの中にはドラゴンゾンビや巨人のゾンビ等もいた。


そして空には紫色の魔法水晶が浮かんでいてそこから声が聞こえた。


〈私の名はアーガライ我が神アーリオ様に仇成す邪教徒に告げる。

滅びを受け入れよ。〉


「貴様我らを邪教徒と言うか、そう言う貴様らはアンデットと共闘しているではないか!」


〈今は神敵である邪教徒の殲滅が最優先その為にはアンデットと組むのも仕方がありません。〉


「落ちぶれたな!アーリオ教!」


〈どうせ滅び行く定めの邪教徒、何ともでも吠えよ。〉


「これほどのアンデットの大群を従えるアンデット・・・

何と手を組んだ!」


〈ヴァンパイヤロード。〉


「ヴァンパイヤロードだ・・・と?」


「ヴァンパイヤロードが何故貴様らと協力している?」


〈共通の敵を倒す為に共闘するのは珍しい事ではないでしょう。

ヴァンパイヤロードに替わりましょう。〉


〈黒き魔神いやニ代目勇者セルムは何処だ!

あの時の屈辱今こそ晴らさせて貰う!〉


〈(セルム様がいない今ヴァンパイヤロードが相手なのは不味い)〉


〈セルム様は今此所にはいない。〉


マスタードゥーグが答える。


〈何処だ!何処にいる!〉


「今は依頼中で此所にはいない他の場所にいるだろう。」


〈貴様らを攻撃して滅ぼせば奴は現れるだろう。


所詮貴様らは奴を呼び出す為に死ぬがいい。


冥土の土産に我輩の名を教えてやろう。


我輩は旧、三魔将鮮血の吸血鬼ブラド・ズィクル・ストーラム!


そして現、冥王ブラド・ズィクル・ストーラム・ドラグである!


この名を死ぬその時まで震えながら覚えているがいい!


ハッハハー!〉


魔法水晶が壊れ通信が終了する。




〈冥王ブラド・ズィクル・ストーラム・ドラグ。アンデットを束ねる三大冥王の一人。

冥王の力は神にさえもとどく。〉


マスタードゥーグが黒き神殿の守護者ブラック・シュライン・ガーディアンに話す。


〈心して聞いてくれ、我々の勝ち目は限り無く低い。


助けを求め様にも囲まれていて不可能。


空を飛んで行こうものなら冥王や吸血鬼やドラゴンゾンビが攻撃してくるだろう。


強い者達が強引に突発しようにも、リスクが高い。それにここの防衛で余り遠くに行けない。


セルム様が帰還するまで我々がここを守り抜く。


諸君辛い戦いになるだろうそれぞれの健闘を祈る。〉















―――――――――――――――――――――――







数時間後




アンデット、アーリオ教軍との戦いは苛烈を極めていた。


「ちっなかなかキツい戦いだぜ。」


城壁の上で登ってくるアンデットやアーリオ教の兵士を薙ぎ倒しながらキューホリンは悪態をつく。


キューホリンとて、黒き神殿の守護者ブラック・シュライン・ガーディアンとして、いくつもの修羅場(しゅらば)をくぐってきた自負はある。


しかし、これはどの死闘に直面したのは初めてのことだった。


〈休んでいる暇はないぞキューホリン!〉


キューホリンの相棒たる魔槍ニル・ボルガが警告してくる。


「分かっている!オラァ!」


なるべく敵を巻き込む様にして薙ぎ払う。


その一撃で数体の敵を倒す。


けれど、アンデット、アーリオ教軍全体からすれば、それがどうしたと鼻で笑える様な小さな被害に過ぎなかった。


量産型ドゥーグ達も迎撃しているが一向に全滅する気配がない。



「くそぉ、来るな!来るな!」

「死ね!この野郎!死ね!」


セルム教の兵士達が狂気のように喚き散らしながら攻撃している。


「「「「「「「「「「オォォォォァォォォ!!!」」」」」」」」」」


巨人の死体がアンデット化した、ジャイアントゾンビ十体が怒号を上げながらキューホリン達がいる北門に向かってくる。


城壁が突発されれば敵が一気に雪崩れこんでしまう。


「駄目だぁ。」

「おしまいだぁ。」


兵士達の諦めた様な声が聞こえてくる。


「カカカ、キサマラニカチメハナイ!」

「我らの勝利をアーリオ様に捧げる。」


知能が高いアンデットとアーリオ教信者達の勝ち誇った様な声が聞こえてくる。


普通の国ならば大国であろうと、十体のジャイアントゾンビは止められずにそのまま城壁を突破されてしまうだろう。


しかし、忘れてはいけない、ここにいるのは普通の兵士ではない。黒き神殿の守護者ブラック・シュライン・ガーディアンの一人魔槍(ニル・ボルガ)の魔人キューホリンである。


紅い魔槍が真紅オーラを纏う。


〈使うのか?〉


「当然!

これだけの相手だ、出し惜しみしている場合じゃないだろ。

いくぜ相棒!」


〈ああ!〉





―――――――――――――――――――――




















――――――虚無よ、原初の混沌よ。




――――――告げる




――――――万物は流転する、生命は消えゆく、形有るものはいずれ消えゆく運命(定め)なり。




――――――されど世界を創造しせし造物主は無から生まれり。




――――――ならば、形無きものより形有るものは創られる。




――――――世界召喚の理念を理解し。




――――――召喚する場所を定め。




――――――空間を集め圧縮し。




――――――臨界を越えた空間は別の空間へ繋ぐ。




――――――今ここに召喚するは、強大な世界に隠れた世界。




――――――ここに空間を結び世界を呼び出す。




――――――外典の世界アポクリファ・ワールド
















ルシア「・・・あの、この詠唱毎回やるんですか?」


狂帝「当たり前だろ。

それにちょっと詠唱違うだろ。」


ルシア「そうですか・・・。」


狂帝「さあ、今回も外典の世界アポクリファ・ワールドやってくぜー!

って事で質問してくれ。」


ルシア「三魔将は全滅していなかったのですね。」


狂帝「ああ。三魔将、猛馬ガルズジョーと鮮血の吸血鬼ブラド・ズィクル・ストーラムは生き残っているよ。

白雷狼ジルグは戦死したけど。

本狼は満足そうに死んだから良かったんだろう。」


ルシア「世界(本編)の方は大丈夫ですか?」


狂帝「今の所は多分大丈夫、本体(オリジナル)同類(小説作者)から助言を貰ったし。」


ルシア「本体オリジナル?貴方が本体ではないんですか?」


狂帝「俺は混沌狂帝の分体の一人混沌狂帝カオス・パルドだからね。」


ルシア「本体の名前は何と言うのですか?」


狂帝「分体の俺じゃあ本体オリジナルの名前は知らないよ。」


ルシア「名前がないのでしょうか?」


狂帝「違うと思うけど、本体が俺を認識する事は出来るけど、俺が本体を認識する事は出来ないからね。」


ルシア「では、今回最後にして最大の質問です!

ヒロインは誰ですか?」


狂帝「?リリーに決まっているだろう。」


ルシア「・・・私じゃないんですね・・・。」ボソ(つд;)


狂帝「(あっヤベ。)」


狂帝「いっいや本編では違うけどルシアはこの外典の世界アポクリファ・ワールドのヒロインだよ!」


ルシア「ありがとうございます。//」


狂帝「(あれ?何かフラグ立てた?)」

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