16話 外典の世界《アポクリファ・ワールド》
セルムの泊まった宿
「・・・朝か。」
太陽が出て明るく成ると共に起きる。
「・・・ぱ・・・ぱぁ・・・」Zzz
リリーはまだ寝ているらしい。
俺は体を見てみる。
魔神の外骨格は太ももまで広がっていた。
足の殆どが覆われている。
それとなくなった片腕の方から腕の替わりに魔神外骨格がで初めてきている。
侵食が進んでいた。
セルムが何故この事について気にするかと言うと、魔神には共通している特徴がある。
魔神王ザールガルズは楽しむ為だけに魔界を支配した。
混沌狂帝カオス・パルドは遊ぶ為に世界を創造して偉大で強大な存在であったドラゴンさえもを失敗作と言う。
―――――――――――つまり
―――――――――――魔神達はこの世界の生命いや、この世界その物を玩具と思っている。
俺はいつかリリーを・・・
完全な魔神側の精神になる前にリリーから離れる必要がある。
だが今はまだその時ではない。
その後俺は冒険者ギルドで護衛の依頼を受けた。
―――――――――――――――――――――
黒き神殿
マスタードゥーグが黒き神殿の守護者達に話す。
〈セルム様が護衛依頼で街を出たとの報告を確認した。
諸君準備に取りかかってくれ。〉
―――――――――――――――――――――
――――――虚無よ、原初の混沌よ。
――――――告げる
――――――万物は流転する、生命は消えゆく、形在るものいずれ消えゆく運命なり。
――――――されど世界を創造しせし造物主は無から生まれり。
――――――ならば、形無きものより形有るものは創られる。
――――――世界創造の理念を理解し。
――――――創造する場所を定め。
――――――混沌を集め圧縮し。
――――――臨界を越えた混沌は弾け、爆発する。
――――――今ここに創造するは強大な世界に隠された世界。
――――――ここに森羅万象を結び世界と成す。
――――――【外典の世界】
狂帝「って事で外典の世界始まるよー!」
??「待って下さい!何なんですか!これは!」
狂帝「先ずは自己紹介しないと。」
??「あっすみません。ルシア・ラグアダムです。
忘れている人は【3話皇女との出会い】から見てください。」
ルシア「ってそうじゃありません!
説明して下さい!」
狂帝「まあまあ落ち着けルーちゃん。」
ルシア「ルーちゃん!?」
狂帝「これは、世界の謎や疑問を解説したりする所だよ。」
ルシア「ってことは今から疑問点や謎について解説する訳ですね。」
狂帝「そーだよー。でもよく考えられてない所は解説出来ないからそこの事よろしく。」
ルシア「では、私は何故ここに居るのですか?」
狂帝「解説するたって一人でやるのもあれだから、もう既に死んでいるルーちゃんの魂を輪廻転生する前に捕まえて、ここに呼び出した訳だよ。」
ルシア「貴方とんでもない事しますね。」
狂帝「造物主ですから。」
ルシア「今回、本編が少ない気がするんですが?」
狂帝「ネタが無かったんだよ。
だってさあ前回マスタードゥーグが〈派手に行こう。〉って成ったは良いもののここからどうしようとなった訳。
このまま次話を出さなかったら、こいつ更新サボりやがったって成る訳で。」
ルシア「それで取りあえずこの世界を作ったと?」
狂帝「そうなんだよ。
そう言う訳でもっと質問を。」
ルシア「この世界が始まる前にあったあの詠唱は何ですか?」
狂帝「気合とノリで五分くらいで考えた詠唱。」
ルシア「そ、そうですか。
では次の質問です。
何故異世界に来たばかりのセルム様はゴブリンを殴り倒せたのですか?
セルム様がいた所は本格的な戦闘などしない所なのですよね?
今までろくに戦ってない人が躊躇も無しにいきなり戦えるとは思いません。」
狂帝「確かにゲームとかだと当たり前の様に全力で攻撃して死ぬ直前まで全力攻撃できるけど実際には無理だよな。
その辺のヤンキーやヤクザ相手でも無理なのに、殺し慣れていてそれなりにいるゴブリンを、自動小銃持っているんだから戦えとか、性格にもよるけど平和な所で暮らしてきた学生にはきついよな。
たまに小説で普通の学生だって言って、転移してから直ぐに戦う奴とかいるけどそんなやつ絶対普通じゃないよな戦い慣れた人か凄い精神の持ち主だよね。
だからこの世界の転生者や転移者の殆どが神による精神強化を受けているんだ。勿論セルムも受けているよ。」
狂帝「今回はここまでだ。また気分が乗ったらこの外典の世界を書くことにするよ。」
(´・ω・`)狂帝「ネタが見つかったら続きを書くので今回はこれで。」