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12話 憑依支配ノット・セロ

ヽ(・∀・)ノ狂帝「その体乗っ取らせろ!!」

(・ω・)狂帝「これで乗っ取りブームがくる!・・・かもしれない。」

ミトルド王国


俺達はマスタードゥーグの話しを聞いた後、相談し依頼を受ける事にした。


「マスタードゥーグさんその依頼受けましょう。」


今やクラスメート達のリーダー的存在である颯太が言う。


〈依頼を受けてくれるか。

それでは、明日ミトルド王国城門前に来てくれ。

今日は休んでくれ。〉


マスタードゥーグからの通信が終わる。


「依頼を受けたはいいものの俺達が役に立つのか?」

「勇者様それには心配要りませんぞ。」


俺の疑問に大臣が答える。


「さっきステータスを見た様に皆様にはそれぞれのスキルや魔法、能力があるはずですから。

戦闘系や生産系など違いはあっても、全く役にたたないなんて事はなかなか無いでしょう。」


「今日はもう休むがいい。」


王様が皆に聞こえる様に言う。


「そうですな。勇者様方メイドが部屋に案内しますのでついて行って下され。」


俺達はメイドに案内されてそれぞれの部屋に向かった。


途中で「メイド萌えー!」とか言っている奴がいたがそいつはメイドに変な目で見られていた。


俺達は今日休むことにした。




――――――――――――――――――――――




ミトルド王国城門前


〈ここに来た君達は依頼を受けてうけるんだね?〉


マスタードゥーグが聞いてくる。

ここには、十人いる。

クラスはもともと二十人しかいないから、クラスの半分がここにいる。


「なんで僕達を城門前に呼び出したんですか?

城の中でも良かったんじゃ。」


颯太が疑問を口にする。


〈それは・・・

こうゆうことさ。〉


マスタードゥーグが言ったと同時に地面から量産ドゥーグが数十機現れる。


〈量産型ドゥーグ地中戦タイプの1つだ。地中での活動に適しているドゥーグ達だ。〉


量産型ドゥーグ地中戦タイプから武器や防具などが出てくる。


「これは?」

魔導武具アーティファクト黒き魔神セルム様がお作りになられた道具だ。

君達に適合する者があれば使うといい、戦闘が楽になる。〉


量産型ドゥーグ地中戦タイプが出した魔導武具アーティファクトは様々な種類がある。

その中の1つ銀色の腕輪の形をした魔導武具アーティファクトが自分にあっている気がしてそれを取ってみた。


〈その銀色の腕輪の形をした魔導武具アーティファクトの名は、憑依支配ノット・セロ。

これまで適合者がいなかった為に用途が分かっていない魔導武具アーティファクトだ。

君名前は?〉


「俺の名前は亜竜だ。」


〈そうかでは亜竜、その魔導武具アーティファクト憑依支配ノット・セロはまだ未知の魔導武具アーティファクトだ。

苦労するかもしれないが私は期待している。

頑張ってくれ。〉


憑依支配ノット・セロか・・・名前から考察すると憑依する事ができる魔導武具アーティファクトだろう。


俺がそんな事を考えているうちにここにいるクラスメートの大半が魔導武具アーティファクトに適合したようだ。


〈ではそろそろ準備も終えたようだし、作戦地帯へ行くとするか。〉

「どうやって行くんですか?」

〈そろそろ来る筈だ。〉


空から脚部がキャタピラのドゥーグが降りてきた。


〈量産型ドゥーグ陸戦タイプ、脚部がキャタピラになっていて陸上を走りながら戦うドゥーグだ。

馬車に乗って行くより早く着く。

量産型ドゥーグ陸戦タイプを運んで来たのは、量産型ドゥーグ空戦タイプ、武装は少ないが物資の運搬やちょっとした奇襲などに適したドゥーグ達だ。

それでは諸君量産型ドゥーグ陸戦タイプの上に乗ってくれ。

量産型ドゥーグ空戦タイプでも良かったが彼らは他にも任務があるので諸君らと一緒に行くことは出来ない。〉


俺達は量産型ドゥーグ陸戦タイプに乗って目的地に向かった。




―――――――――――――――――――――――




セルム教地方教会


黒き神殿がある場所から離れた所に教会に狂信者達が集まっていた。


「黒き神殿の最奥にはまだ行けないのか!」

「何か秘密があるんじゃないか?」

「秘密とはなんだ。」

「そんな事分からん。」

「貴様達の信仰が足りてないのでは?www」

「貴様我等の信仰を偽りと申すか!!」

「だが最奥に行けていないのも事実。」


「・・・生け贄なんてどうだ。」


「生け贄?・・・それだ!!」

「そうだ生け贄だ!魔神王ザールギアスは魔界を支配した時に悪魔達に生け贄を求めたそうではないか!」

「だがそれは一度だけであったぞ!」

「一度生け贄があれば足りると言うことでは?」

「不味いセルム教の歴史を振り替えっても生け贄を出した事など一度もないぞ!」

「きっとセルム様はお怒りなっておられる!

だから最奥に誰も行けぬのだ!」

「だが只の生け贄では不味いのでは?」


「それについては心配要りません。

ホムンクルスを使います。」


「ホムンクルス?そんな魔法生物で生け贄がつとまるものか!」

「大丈夫です。この教会には、過去に魔王城王室にあった片腕を採取して保存してあります。

魔王城王室にたどり着く位の英雄の腕を使って作り出されたホムンクルスなら生け贄として上等でしょう。」

「おお!しかしホムンクルスはどうやって作るのだ?」

魔導武具アーティファクトの中にはホムンクルスを作れる物もあります。

もう適合者が見つかっていますので作る事が可能です。」

「これでセルム様への生け贄をお出しする事ができる。」

「では後は頼んだぞ。」

「お任せ下さい。」


この後魔王城王室にあったとされる片腕を使いホムンクルスが作られた。

(・狂・)「ドゥーグの種類はまだまだいるぜ!」


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