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輪廻を歪めし者  作者: 32・56
9/9

別視点1

猿もどきの三人称です。

 彼は見ていた。相良が相良の言う熊もどきに殺された所を。だから待った。熊もどきが食事と言う隙を見せるまで。だが、彼は1歩遅かった。


 彼は静観した。死んだはずの相良が現れ、熊を殴り倒し鬼気迫る表情で殴り続けるのを。


 彼は観察した。相良あれが何なのか。何をしているのか。彼は猿もどきの中では頭が良かった。だから分かった。前に来たあれの同族と同じことをしようとしているのを。


 彼はまた待った。相良あれが隙を見せるのを。もっと凄いだろう同族ですら隙を見せた解体終了の時を。

 そして、相良は死んだ。その隙に彼は爪を拾い、熊の皮をはがした。いつもは殺した獲物は少しの肉を取るのだが、彼は今回、相良あれのように他のものを持って行くことにした。

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