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幼馴染
凄く遅れてしまって本当にごめんなさい!
これからはペースを戻せるようにがんばります!
「うわぁ~、人多いな~。」
お正月の初詣だし、人が多いのは当たり前なんだろうけど、この人混みはいつになっても慣れないな…。
「大丈夫?迷子になるなよ?」
岳が私を振り返る。
「大丈夫だって!小学生じゃあるまいし…あでっ、おわっ。」
言ってるそばから、人の肩に当たってどんどん岳から離れていく…。
「ちょっ、歩実っ!」
岳が人をかき分けて私のもとへ急ぐ。すると岳は思いっきり私に手を伸ばし、腕をつかんだところで強烈な力で引き寄せた。
「おっとっと…、ごめん、ありがと。」
私があははっと苦笑いしながら頭をかく。岳は、照れくさそうに頷いた後、腕を握っていた手をずらし、私の手に絡めた。
「…また離れそうになったらめんどくさいし。」
「そ、そーだね!」
握られた手がすごくあったかくて、ちょっとドキマギする。
岳、いつのまにこんなに手が大きくなったんだろ。背も、私の方が大きかったはずなのに。
五歳くらいの頃、初詣で、私が岳の手を引き、前を歩いていたことを思い出す。
……反対になっちゃんだな。
私は岳の背中に微笑んだ。
~十九話に続く
最後まで読んでくれてありがとう!
今回は短かったですよね。
次回はドキドキの岳ターン!ぜひ見てください!




