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狼と仔山羊  作者: 藍内
9/9

絵本

 陸に揚げられた狼は疲れ果てた様子で、羊達の、二度と羊達に悪さをしないと言う要求を飲み、とぼとぼと、元気の無い足取りで森の奥へ歩いていった。

 森に向かって歩いていく狼を見た時、何か思い出せそうな気がした。




夢から覚めて、ベットに寝たままもう一度夢の内容を思い返した。

本当に変な夢だった。よく分からない夢だった。

ただ、夢の中の風景は、昔何回か読んだ絵本に似ていたと思う。特に柱時計はよく似ていた。

(たしかあの絵本まだ捨ててなかったな、本棚にでもしまってあるはずだ)

少し探してみようと思いベッドから起きあがった、その時、床の上のある物に目がいった。

 床の上にはこれから探そうとしていた絵本があった。

そんな所に置いた覚えは無いのに。

 背筋が寒くなった。



                              ――終わり――

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