表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狼と仔山羊  作者: 藍内
8/9

懲らしめなければ

驚いて目を伏せていると、羊は狼の腹から食べられていた子供の羊を、一匹ずつ引っ張り出していった。十匹近くも羊が腹の中に入っていた。皆血まみれだ。狼の血だけなのだろうか? どうやってそんなにも食べれたのか、想像もつかない。 

全員引っ張り出してから、羊達は狼をそこの湖に沈めようと言い出した。

 それは可哀想だと僕が言うと、この狼は一度懲らしめなくてはいけないと言い、取り合ってくれない。

 羊達は手際よく狼の腹を縫い合わせ、力を合わせて狼を湖に放り投げた。

 湖に沈められてから狼はようやく目が覚めたようだが、泳げない所為か、目が覚めたら水の中にいることに驚いた所為か、溺れてどんどん沈み始めた。

このままでは溺れ死んでしまう、そう思い助けようと羊達に言った。

 さっきみたいに取り合ってくれないと思っていたら、狼もあれだけ懲らしめればもう悪さをしないだろうと言い、協力してくれた。狼を湖から引っ張り出すのはとても大変だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ