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21「蜂起」

「伊達さんは、現在の臓器移植ネットワークや骨髄バンクの取り組みについて、どの様な感想をお持ちですか?」

「どちらも世間の認知度が低い状況の中で頑張っていると思います。レシピエントの中には、ドナーが間に合わずに亡くなってしまう患者さんも居るとは思いますが・・」

「伊達さんの奥様の様にですか?」

「妻の事を何処で?」

「骨髄バンクに登録していた記録を見付けましてね。急性骨髄性白血病だった様ですね。ドナーが間に合わなかったとの事で、ご愁傷様です」

「急激に病状が悪化したのが原因でした。非常に残念ではありましたが、ドナーが間に合わなかったのは仕方がなかったと思っています」

「もし、奥様の骨髄移植が無事に済んで白血病が完治していたら家族三人で仲良く過ごす事が出来ただろうし、現在の様な娘さんとのギクシャクして関係にはならなかったとは考えませんか?」

「タラレバの話はしない主義ですので。ところで、そんな情報を何処から?」

「実は、奥様の事を知って貴方が我々の理解者になってくれるのではと思い調査会社に調べさせたのです。今では、間違いなく貴方は我々の活動の良きパートナーになると確信しています。」

「その活動とは何ですか?」

「現在の骨髄バンクと臓器移植ネットワークのシステムを根本から覆し、新たな秩序の元で移植先進国を目指しています」

「新しい秩序とは?」

「貴方は、多数の移植待機患者を救える未来が作れると言ったら信じますか?」

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