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お茶会

お茶会当日


私は殿下のパートナーとしてお客様をお出迎えしておりました。

数ある令嬢のなかで確かに私が身分的には一番高いから仕方がありませんが、正直この大役は何度やっても疲れますね。笑顔ひきつるし、記憶総動員しなきゃだし。

招待客お出迎えも終盤に差し掛かったとき、ピンク色のふわふわとしたドレスに身を包み庭の花を愛でながら歩いてこられるご令嬢がおられます。


「まあ、ローズ様、お久しぶりでございます!お待ちしておりましたわ。お体の具合はよくなっていて?」


「はい、シェリル様お久しぶりでございます。シェリル様の呼んで下さったお医者様のお陰で、最近はとても体の調子がよくなりました。その節は本当にありがとうございました。」


「ふふっ。いいのよ、気にしないで。こうして久しぶりに話せただけで嬉しいわ。」


可愛らしいピンクのドレス姿のご令嬢は昔からのお友達であるローズ様でした。ローズ様は、小さいときからお体の調子が悪くなることが多かったから心配していたけど、元気そうで安心したわ。

…これならもしかしてお妃様も狙えるんじゃないかしら?


「ローズ様!あなたならお妃様狙えると思いますの!是非是非頑張ってください!私応援していますわ!」


ローズ様にしか聞こえないように小声でエールを送れば、なんだかすごく困惑した表情で見られたけど、大丈夫よ!今のあなたはお妃様候補のなかでもダントツの可能性があるわ!

そんな思いを込めてローズ様に渾身のウインクをバチーンと送ればちょっと青ざめた顔をして去っていった。

なんだったんだろう?具合やっぱり悪かったのかな


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