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すべてのはじまりは…ここだぁ!!(泣)

さくさくっと読めると思いますのでお気軽に読んでいってくださいませ~。

「シェリルー?シェリル?どうしたの?そんなところで。」


蹲って庭片隅で泣いていたシェリルの上にふわっとやさしく影がさす。


「うぅ...。ぐすっ、フェル兄さま...。」


フェル兄さまと呼ばれた青年は泣いている少女の側に座り、優しく頭を撫でる。


「また、誰かに何か言われたの?」


頭を撫でられる心地よさに少し泣き止むと、少女はフルフルと小さな頭を横に振った。


「ううん、違うの。…いつか、シェルはお嫁に行ってしまうでしょ?そうなったら、もうフェル兄さまと遊べないとお父様に言われて、そう思ったらとても悲しくなってしまったの。」


そう言うとまた少女はその蒼玉のような真ん丸の瞳に涙を浮かべ泣き出してしまう。

そんな少女を見て青年は少し考え込むように黙りこみ、一瞬後には満面の笑みで答えた。


「大丈夫だよシェリル。シェリルがお嫁に行かなくて済むように、私が父上に話してあげるよ」

「ぐすっ...。ほんとう...?じゃあ、シェルはこれからもフェル兄さまとずっと一緒?」


希望に満ちた瞳がキラキラと光り、青年を見つめる。


「うん。ずっと一緒。」

過去の思い出とは美しく美化されているものですよね…

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