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アンドロイド
きれいな横顔見せる世界の端っこで
僕らは出会った 小さな嘘みたいに
こんなゴミ溜めに雨晒し
君は汚れていたけれど
同じ空を見上げ 同じ風を感じ
それでも君は ここからいなくなる
もう明日なんか来なけりゃいいのにな
分かってる 分かってるんだ
かける言葉もかけられたい言葉もなくて
一人 不可思議に生きていた まるで機械だね
僕の心臓は歯車の音が聞こえてくるんだ
だから君と出会い 君の瞳を見て
それでも僕は 別れたくなくなって
君を真似して 笑ってみたかった
ただそれだけ それだけだ
どうして人間らしい君が
捨てられなきゃならないんだろう
同じ空を見上げ 同じ風を感じ
それでも君は ここからさよならだ
もう明日なんか来なけりゃいいのにな
分かってる 分かってるんだ