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アラフィフになったキョロ充、異世界に行く  作者: アカピロ
第一章 キョロ充、森での暮らし
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第5話

次の日からハルキはいつもの修行に加えて新しい行動を始めた。


バニラの持ってきた本に書かれていたのは街での暮らし方と冒険者ギルドと職業についての本だった。


冒険者ギルドは国とは関係の無い組織として存在し、ある程度の街には支部がある。

冒険者ランクもあり、依頼をこなす程に上がって行く。

冒険者としての登録は13才以上なら誰でも出来るが、学科と実技の試験があり、その時に職業の情報も必要になる。


その職業の中には剣士や斥候、魔術師に僧侶など色々と書かれていた。

その中の1つに魔物使いという項目があった。

魔物と契約魔法を交わす事で魔物を使役できる様になるというもの。いわゆるテイマーである。


この本とバニラの昨日の行動を合わせると、街に出る前に魔物をテイムしてここの守りを強化しておけという事だろう。


アニャの張った結界はまだ残っているが、いつまでその効果が続くかはわからない。

家の片隅に手の平に乗る位の魔石があり、修行の一環としてそれに魔力を込める様に言われているので毎日少しはやっているが、こちらに来てから魔石の持つ魔力はそんなに変化が無さそうだ。

その魔石の魔力が枯渇すると結界の効果が無くなる様で、このままだといつかは消えてしまうだろう。


つまり春までに魔物をテイムして、この土地を守れる様にしなきゃいけないという事だ。


だけど実際今までハルキは魔物らしき生き物にあってはいない。

強いて言うならバニラは魔物なのかもしれないが、魔物かどうかの判断は最終的には体の中に魔石があるかどうかでするしか無い。


人も動物も魔物も魔力を持つが、動物をテイムする事は出来ない。

また、テイムする為には相手が魔物といえども波長というかオーラというか、そんなのが合わないとダメらしい。

例え魔物だったとしてもなんとなくバニラをテイムする気にはなれないハルキは、魔物探しから始めることにしたのだった。



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