Bullet3…バラしてみたくなる
特にガスを使うエアソフトガンは、バラしたりメンテしたりするのも楽しいです。
時には、分解しすぎて組み立てる時に慌てたり、部品どこやったっけ? ってなることもありますが、それはそれで後から考えると楽しかったりします。
そう、今はエアソフトガンの再現度も上がり、楽しみ方は撃つだけではないのです。
Bullet2で「自分のポリシーとして、パワー関係に手は入れません。箱出しのまま使います」って書きましたが、実は分解するのはめっちゃ好きです。暇があればスライドを外したり、シリンダを外したりしています。
長物も結構こまめにテイクダウンして、あちらこちらに油を差しています。特に撃つ前にはハンドガンならスライドに注油、長物ならボルトやバッファに注油、終わったら同じく注油って感じです。
これは完全に自己責任で行うことですが、M66(6インチ)は2丁持っていて、一つはリアルカートリッジに改造しています。ちなみに、リアルカートにしても5メートル程度なら精度があまり変わらなかったのはさすがに東京マ◯イの実力ってところでしょうか。
とにかく、買ったらすぐに私がすること、それがフィールドストリッピング(注1)です。ハンドガンならスライドを外して、スライドキャッチ部分の強度を見たり、スライドとシャーシのかみ具合はどのくらいかを見たり、リコイルスプリングの具合を点検したりします。
長物ならテイクダウンして、ボルトにネジなどの緩みはないか、リコイルバッファの具合はどうか、スプリングはヘタっていないか、ハンマーの具合はどうか、セイフティの具合はどうかを確認します。
次はバラした時の失敗談。
1:行きつけの屋内サバゲフィールドでVSR10をバラした時、うっかりマガジンを外さずに本体とフレームを外して、マガジンキャッチボタンのスプリングが飛んでしまいました。
これがまた小さいスプリングで、でもこれがないとマガジンは固定されないので血眼になって探していたら、そこにいた方々も一緒に探してくださいました。結局見つけていただいたのですが、思いもよらないところまで飛んで行っていました。
2:18禁エアコキ(東京マ◯イのH&K Mk23 USSOCOM)を買ったとき、いつもの癖でバラそうとしたら、うっかりマガジンを外さずに(またかよ)スライドを外した途端に内部の部品が散乱。やっとこさ組んだら部品が足りなくて動かなかった(部品は見つけ出して組み直しました)。
3:買ったばかりのSIG P226 E2を説明書をよく確認せずにフィールドストリッピング。さて、スライドを戻したところで分解用レバーが元に戻せない……これには焦りました。「一発も撃たずに修理行きかよ~マジかよ~」って感じでした。
結局、説明書ではなく別紙に「スライドを戻すときはバレルを前から押してください」と書いてあることを発見し、元に戻せました。
※教訓、「説明書はよく読もう」「箱の中身にある紙は、とりあえずよく読もう」「バラす際は、マガジンを外そう」。
もっとも大がかりだったのは、S◯TのM16A4です。
イチロクちゃん(注2)を連れ合いがうっかり倒してしまい、ハンドガード(注3)の前面が割れてしまいました。できる限り瞬間接着剤で補修して、使えないことはない程度になりました。
しかし、「せっかくだからこの際、ハンドガードをレールのものに替えるか」とRIS(注4)タイプのハンドガードを購入。あーでもない、こーでもないと試行錯誤してフロントサイトポスト(注5)を外し、取り換え終了。そのスタイルは結構気に入っていたのですが、スポーツラインにはちょっと重かったのか、デルタリングに緩みが来たため元に戻しました。
なお、この件で急遽、ライフルスタンドを買ったのは言うまでもありません。本体を買うと周りのものが増えていくという好例ですね。今、机の周りにはライフルスタンドをはじめ、ガン関係の物品がたくさんあり、それを文句も言わず上手によけながら掃除をしてくれる連れ合いには頭が下がります(と持ち上げておく)。
★ ★ ★ ★ ★
注1:通常整備のために分解すること。オートマチックハンドガンならスライド(前後に動く部分)を外して銃身と薬室、リコイルスプリング(スライドを前後させる)やリコイルスプリングガイドをチェックします。
長物なら本文にあるとおりのチェックをします。
注2:個人的に『う◯って』で最も好きなアサルトライフルです。あ、シグちゃんやL85もよかったかも……うふうふ。
注3:銃身を包んでいる筒型の部品。M16A4は、A2から改修された上下に分かれる円筒形ですけど、M16A1の左右に分かれるおにぎり型の方が好みかも。
注4:いろんな装備をTPOに合わせて装備できるように、20ミリのレールが取り付けられたシステムのこと。現在では、レールそのものを脱着できるようなMロックシステムなどに進化しています。
注5:フロントサイト(照星)が取り付けられた直角三角形の部品。銃身から取り出した発射ガスを機関部に送るガスチューブもつながっています。(M16とかM4などの、AR15系列の場合です)
エアソフトガンは扱い方に注意し、マナーを守れば良いスポーツの道具になります。
ガスブローバックのアサルトライフルなんか、普通に3キロを超えますから、構えているだけで筋肉が鍛えられるんですよ。
歳を取ると筋肉量が減るので、89式小銃なんかをダンベル代わりにしてます。こいつはバイポッドとマイクロプロサイト付きで4キロ超えるので、30分も構えていると腕がきついです。
でもまあ、いい気晴らしです。みなさんも健康第一で日々を楽しみましょう。