Bullet1…トイガンとの再会
『ルールとマナーを守れば、誰でも楽しめる遊び』、それがトイガンの魅力です。
精密射撃にハマった筆者がつづる、エアーソフトガンユーザーへの応援エッセイ。
トイガンとの再会は、平成29年(2017年)の11月でした。子供の誕生日に東京マ○イのエアソフトガン「コルトパイソン(6インチ)」を買ったとき、「ついでに自分のも買っちゃえ」とクラ○ンモデルの「M19コンバットマグナム(4インチ)」を買いました。
もちろんどちらも10禁(※1)で、パワーもあまりなくて、おまけにリアルカートリッジなので弾道は定まらないものでしたけれど、とりあえずそれで満足していたんです。その年の息子たちへのクリスマスプレゼントはク○ウンモデルの「M586(4インチ)」と「M686(4インチ)」にしました。で、ちゃっかり自分にも「M29(6インチ)」を買ったりして。
当時は、エアコッキングなのでBB弾(※2)さえあれば撃てる気軽さに十分満足し、ガスガンや電動ガンにはあまり興味がなかったんです。
いえ、むしろガスガン(※3)は温度管理に気を遣う(ガスの温度が高くなると破裂する?)し、電動ガン(※4)はバッテリー管理に気を遣う(適正な充電を誤ると爆発する?)…って信じていました。そんな気ばかり遣って危ないもの、わざわざ買わんでもいいや。エアコキはパワーソースもタダだし…ってのが当時の正直な気持ちでした。
しかし、その認識を変える出来事が起きました。その世界では知る人ぞ知る、アメリカでの実銃シューティングマッチ元世界チャンピオンでユーチューバーでもあるマッ○堺氏のチャンネルに出会ってしまったのです。
考えてみたら、エアソフトガンって「有害玩具」に指定されていて、庭先でエアソフトガンを撃っているだけで近所の方々から奇異の目で見られるんです(気のせい?)。
でも、そんなエアソフトガンについて、マック氏は笑顔でさわやかに、かつ、分かりやすく説明してくれるんですよね。動画を見ていると、“ガスガン・電動ガンは危ないもの”なんていう過度な思い込みが払しょくされました。
それにとても楽しそうで、エアソフトガンや競技をとても大切に思っていらっしゃることがよく分かる動画です。
その動画を見ているだけで各種のエアソフトガンの使用方法や注意点、分解の方法などがある程度分かって、途端に私は「よし、ガスガン買ってみよう」と思い立ち、東京○ルイの「M66(6インチ)」「デザートイーグル」「SIG SAUER P226 E2」そして「ハイキャパ4.3」さらにはク○ウンモデルの「M29(8インチ)」と立て続けに買っちゃいました。
よくもまあ、うちの連れ合いが許してくれたもんだと感謝していますけれど、「好きなことをしてストレス発散するならいいんじゃない? 刀より安いし」って感じでした。いやまったく妻の鑑ですよね(と持ち上げておく)。
(※1)10禁:10歳以上18歳未満の人のためのエアソフトガン。18禁(18歳以上限定)が威力0・989J未満であるのに対して、各都道府県の条例で低い威力(多くは0.135Jくらい)に抑えられている。
(※2)BB弾:エアソフトガンで使う弾。直径6ミリ前後のプラスチックの球体。野外で使用した時、時間とともに分解する「生分解バイオBB弾」もあるよ。
(※3)ガスガン:弾の発射などの動力源にガスをつかうもの。多くは「HFC135a」や「HFC152a」などのガス(自動車のクーラーや電子機器のエアダストにも使われている)を使う。地球温暖化に配慮した、フロンを含まないノンフロンガスもあるよ。
ちなみに、シベリウスFは、CO2ガス用エアガンは持っていません。
(※4)電動ガン:モーターを組み込んだメカボックスを、弾を飛ばすスプリングを圧縮する仕組みに使っています。ガスガンのように気温でコンディションが変化しないため、現在のサバイバルゲームの主流になっています。ガスガンのように射撃時に反動があるものも出てきました。
でもシベリウスFは、実銃みたいに分解できて、反動がめっちゃ強いガスガン派です。
いやあ、今年はJASGの大会が軒並み中止や延期で参りました。
しかも、近くのサバゲフィールドやシューティングレンジもお休み中です。
練習は自宅の10メートルレンジで出来るとは言っても、悶々とした毎日です。
『日常』って、何気に凄いことだったんだなあ。
『健康』と同じで、それが当たり前になっていると、大切さが認識されないんですよね。
みなさんも健康第一で、たまにはストレスを発散しましょうね。