Loading…はじめに
エアソフトガンは、銃の形をした『玩具』です!
そう、『玩具』なんです! 大事なことなので2回書きました。
遠目から見ると本物みたいで、自宅のお庭で遊んでいると「危ないやつ」って思われそうで怖いです。
でも、ほとんどのエアソフトガンユーザーは、法律やマナーを守って競技やサバイバルゲームなどを楽しんでいます。
このエッセイでは、「俺、エアソフトガンが大好きです」とは大声で言いにくい現代で、なーんか肩身の狭い思いをしているシベリウスFが、エアソフトガンについて語っていきます。
初めてエアソフトガンを手に持ったら、何はともあれまず何かを撃ちたくなりますよね。
エアソフトガンの安全な使い方を熟知することは基礎中の基礎ですから、ここではくどくど書きませんが、自身と周囲の安全を確保したうえでシューティングをして、ターゲットに命中した時の快感は、体験した方でしか分からないものだと思います。
かく言う私も、子供のころはいっぱしのガンマニア(と言うよりガン好き)で、特にリボルバーが好きでした。お小遣いで買ったブラックホークのプラモデルを苦心惨憺して組み上げ、バレルの長さに見とれ、カートリッジを出し入れしてはカッコつけ、果ては枕元に置いて寝て、起きたらバレルが根元から折れていた、オーマイガー!…なんてことも今では懐かしい思い出です。
当時は、ウエスタン映画も盛んでしたし、「荒野の少年イサム」とか、「ルパン三世」とかに夢中になっていました(年齢が銃身な)。で、好きな銃はというとコルトSAAとか次元大介のS&W M19(コンバットマグナム)でしたね。
そのあと、「ダーティーハリー」や「西部警察」なんかの影響でS&W M29にほれ込んだりしていました。なんか、当時はリボルバーが『正義の味方が持つ銃』で、オートマチックは『悪役専科』って感じがしていました。当時の子供は大体そう感じていたんじゃないのかな?
それから一過性の麻疹のように銃への興味は薄れ、仕事の関係でどちらかというと日本刀に興味を持つようになり、刀匠の方に話を聞いたり、居合を習ったり、たたら製鉄を体験したり、最後には自分も日本刀を所持して、刀匠の指導の下で試し斬りまでするようになりました。
もちろん真刀なので、手入れが悪ければ錆びたりしますし、扱い方を間違えばケガしたり、他人にケガをさせたりします。
いや、錆びるのはまだいいんです。研ぎ直してもらえばいいんですから…もちろん一回研ぐと最低15万円は吹っ飛びますけど、他人をケガさせるよりはずっといい。私もうっかり取り扱ってケガしたことは一度や二度じゃありません。
真剣な話、他人にケガをさせたらシャレにならない。日本刀って、法的な取り扱いは『美術品』で、所持の許可はいりません。そのかわり所持のために所轄の県教育委員会に届け出なければなりません。まあ、その時、申請者がどういった人物かは調べるのでしょうけれど。
でも、理由なく持ち歩いたり、人にケガをさせたりした場合には途端に「凶器」として銃刀法に引っ掛かります。この点、「玩具」として扱われているエアソフトガンも、銃口エネルギー0.989Jを超えると「凶器」扱いされるのと一緒です。
だから、日本刀を所持するのにも、それを正しく使うにも、心構えと練習が不可欠ですし、さまざまな所作の中に、日本の文化というか武士の心が垣間見えるような、『精神性』があるのです。
で、私が再び銃の虜となり、エアソフトガンを撃ちまくり、APS競技(※)にハマったのも、ひとえに競技の持つ『精神性』に相通じるものがあったから、と自身で理解しています。
せっかくこの競技に出会えたのも何かの縁。シューティングレンジやサバイバルゲームのフィールドでいろんな方々と出会えるのも、これもまたご縁。そういったご縁と、競技の持つ『精神性』を大切に、趣味の一つとして楽しんでいけたらいいなって思っています。
この雑感は、自分と同じく銃が好き、『エアソフトガンLOVE』って方々に対するエールのつもりで書き綴っていく予定です。更新頻度は完全に未定ですし、何本書くかも未定です。
こんなふんわりした徒然なるままの雑感ですが、どうか最後までお付き合いくださいね。
(※)APS競技:Air Precision Shooting の略で、エアーガンによる精密射撃競技です。
【シベリウスFの泥沼記録】
・10歳以上のエアーコッキング(エアコキ)リボルバーを買う。泥沼へようこそ!
・ガスブローバック(ガスブロ)のハンドガンにハマる。
・エアコキのスナイパーライフルに凝る。『山猫は○らない』ごっこ遊びに夢中。
・ガスブロの長物を手に入れる。コレクションの開始!
・精密射撃(APS)にハマる。いくつもの段ボールの屍を越えて生まれた自称・名スナイパーたち
・APS競技用認定銃を手に入れる。
・APS競技大会に出る。
・再び、ガスブロのハンドガンにハマる。 ←今ここ