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私の師匠は最強でした。  作者: 庵
第1章 ゲームスタート!
8/9

第8話 優しい悪魔?

すみません!更新遅くなりました!

なかなか先の展開に持っていくのが難しいです。

次回はもっとはやく更新したい…

「実はな、俺はあの悪魔に用があったんだよ」


まさかの悪魔目的だった。それで助けにきたらしい。


「あの悪魔はな、ディアルって言うんだけど、()()()()()()優しいやつなんだよ」


「あの悪魔が優しい?思いっきり私を殺そうとしてましたよ?」


あの悪魔が優しいなんて全く信じられない、火蝙蝠を投げつけてくる奴なのだ。

私の恩人は苦笑しつつも疑問に疑問で返した。


「殺そうとしたんだろ?」


「…?はいそうですけど…」


「殺されてはないだろ?」


「確か殺されてはいませんけど、多分助けてもらわなかったら死んでますよ?」


結果的に私は生きているがあのままだったら殺されてたのではないか、しかも痛みまでリアルな世界で殺されたらどれほど痛いのかわからない。

ユーマは四次元ポッケから薪をとりだし

岩を集めて円状に並べながら言った。


「大丈夫だ。アイツはああ見えて殺しはやらない主義だ。多少キレてても、殺さない範囲で痛めつけてやろうとか考えてたハズだね。」


実は殺すつもりはなかったとしても、

痛めつけるのがどうして優しいのかがわからない。

私は薪を受け取って円にならんだ岩の中にくべる。


「そう不満気な顔をするなって、悪魔にしてはって言っただろ?もし普通の悪魔にあっていたらどうなったか教えてやろうか?」


「あんまり知りたくはないですけど、はい…」


あのディアルとか言う悪魔が優しいのだ。

果たして普通はどうなっていたのか

あんまり知りたくはないが少し気になる。


「即死だ。それかギリギリに死なせずで永遠と痛みつけられるかだ。」


やはりききたくはなかった…


「まぁ、悪魔って奴らはこんな事しないけどな。

やるなら国を滅ぼそうとする奴らだ。そう考えるとアイツは可愛いもんだろ?」


指に火をつけながらいうユーマ


「国滅ぼすよりはマシかもしれませんけど、こっちはトラウマになりそうですよ」


私は小さい頃散々犬(まぁまぁ大きい)に追いかけられ当分は犬に触らなかったことを思い出した。

それに本当にあの悪魔には殺す気がなかったとは思えなかった。


「なんで私を殺さなかったって確信できるんですか?」


とりあえず聞いてみる。ユーマは指の火で薪木をもやした。


「それはな、色々あるんだけど…アイツ神経質で色々細かいんだよ、だから念入りにお前が死なないようにしているんだよ。ここには魔物がいないだろ?たぶんアイツが全部始末したんだよ。普通ここら辺では大量の魔物がいるけど、今日は見当たらない。そんな偶然はここでは起きない。それに探せば湧出(ポップ)を防ぐ魔法陣がはられているはずだね。」


ポップ?なんだかよくわからないが、魔物は湧いてくる物なのかな?

しかしそこまで念入りに死なないようにされていたのか…

確かに火蝙蝠は掠りはしたけど直撃はなかったはずだ。


「でもなんでそこまでするんですかね」


「アイツは怖がっている奴を見るのが大好きなんだよ、特に…えっと名前なんだっけ?」


「苺です…」


まだ覚えられてない事にショックを受けつつも答える。


「そうそれだ、特に苺みたいなリアクションの良いやつはね」


言葉の続きを言ったユーマさん、私はしっかり覚えたのにな…

でも私も人の名前を覚えるのは苦手だし、

高校では男子の名前を言えるかどうかはあやしい。


ユーマさんも人の名前を覚えるのが苦手なのかもしれない。


これまでの話を整理すると

あの悪魔はディアルって名前で、悪魔にしては優しくて

殺しはやらない主義だけど、人の怖がる所が好きで

念入りに私が死なないように怖がらせてきた。


しかし、まだユーマとあの悪魔の繋がりが見えない。


「あの悪魔とどういう関係なんですか」


「ん〜、なんて言ったらいいかな…腐れ縁?ってやつなんだろうなアイツとは」


「腐れ縁?」


「そうそう、前もアイツが悪さしてるのを止めて、だんだんそのうちにそこまでは悪い奴ではないって気付いた。

そしてなんかアイツが悪さをすれば俺が止めるっていう関係になってきちゃってね。本当嫌になっちゃうよねー

結局戦って止めるんだけど、周りの被害が大き過ぎるから

互いにハンデをつけようってなって、 戦いでは

俺は刀を抜かない、ディアルは魔法陣を使わないってことになったんだよね。

さっきの戦いも俺は刀を抜かなかったし、

アイツも魔法陣を使って魔法を使うことはなかった。

もし使ってたら…えと?林檎?名前?」


「はぁー、苺です。」


私はため息をしてから答えた。


「いやほんとゴメン、俺名前覚えんの苦手なんだ。」


やっぱりなんとなくわかっていた。


「それで、もし使ってたら苺は死んでたね」


そんなにすごい戦いになるのか…

ちょっとあんまり見たくはないような気がする。


そうこうしているうちにキャンプファイアーが完成した。


「まぁアイツが暴れるのは俺の責任でもあるから、なんかご馳走するよ」


「ありがとうございます」


感謝の言葉を言って頭を下げる。


「ほいっ、椅子」


またもやポッケから超近未来道具ではないけれど便利な折りたたみ椅子を置いてくれる。


「休んどけ、今日は疲れただろ?俺が準備をするから」


私はそれに座らずに


「大丈夫です。何か手伝います!」


と言うと少し考えた顔をしてから


「んーとっ、何かしてもらう事あったかな?じゃあ俺のすること見といて。冒険者になるんなら必要になるし」


「はいっ!わかりました」


今考えればこれから私の常識が狂っていったのだろう。


なかなか師匠とは呼びませんね

いい感じの展開で呼ばせたいものです。


私はもう一作品なろうで投稿しているので

そちらも読んでくだされば幸いです!

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