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私の師匠は最強でした。  作者: 庵
第1章 ゲームスタート!
2/9

第2話 私のステータス

まだピンチには陥りませんでした。

説明回になってしまいました。

私の名前は藤堂 苺(とうどう いちご)。高校一年生で16歳だ。容姿は…うんブサイクではないのは確かだと思う。

どちらかというと、美人ではなく可愛いとか言われる方だ。

告白はされた事ないし、した事もない。

今まで人を好きになった事がないのだ。

友達は好きなのだか、その好きとは違うのだろう。

身長は160センチくらい。四月に測ったが詳しくは忘れてしまった。

胸は聞かないで。察してください。


そんな私だが今非常に困っている。

友達にVRMMOのゲーム(ゲームの中に入れるらしい)に誘われたが、全く話と違うのだ。

私は周りを見る、赤黒い土と岩、枯れて幹だけの木、

なにかわからない萎れた草。すぐ足元の石の精密な窪み

肌撫でるような生暖かい風。

錆びた鉄の様な匂いが鼻をつく。

VRMMOゲームとは、

こんなにリアルな物なのかと驚く。

現実世界と見分けがつかない程だ。

もしかしたら現実に存在する場所かもしれないと思うほど

景色も匂いも土を踏みしめる足の感覚も

全てが本物のようだ。

しかし、とてもじゃないが良い場所とは言えない。


「はぁー」


思わずため息がでる

友達の話では「最初の平原」とかいう草っ原に出るはずだったのだ、そこには小屋があって人が順番でログイン者を待っているらしいが

ここには全く小屋のかけらもない。

気を取り直して

友達に言われたように二本指を揃えて二回中を叩く

すると

モワモワっと煙が現れその煙に

文字が表示される。

それはRPG、ロールプレイングゲームなどではお馴染みの

よく見かけるものだった


ステータス

名前 藤堂 苺(とうどう いちご)

LV5 職業 無し


HP 30/30

MP 50/50


【スキル】


ユニークスキル 旅人


・転移・転送 ・ 転移門 ・空中浮遊 ・飛行

・ガイドブック ・旅行鞄 ・オートマップ


【ログアウト】


ステータスだった。右側にはなにやら女の子のイラストがある。恐らく自分だろう。装備を見るための物のようだ。

しかしその女の子はショートカットで綺麗な苺色の髪をしていた。はっ、と思って自分の髪を見てみると

赤色だった。

私は現実世界では少し茶色の混ざった

黒髪だったはず

しかもゆにーくすきる?とやらを持っている

スキルは聞いた事があるが、ユニークとはなんぞや?

とりあえず友達の話をよく思い出す。


確か……


そうだ!思い出した。その友達がとても熱く語るものなので全部覚えられていなかったのだ。

えーとこのゲームの名前はなんだっけ?

それは忘れてしまった…まぁ後できけばいいか、今は関係ない。


このゲームは異世界転生を体験できるのを売りにしていると言っていた。

その際獲得する事ができる特別なスキルを

ユニークスキルというらしい。

ユニークスキルはいくつかのスキルの集まりで

強い効果を発揮する。そしてそれは

本人の願いを機械が読み込み、それに合わせて授与される。そういえば私は、魔法と聞いて

ハリー◯ッターを思い浮かべていた。

それが原因で飛行などが使えるユニークスキルになったのかもしれない。

髪の色はランダムで決まる

赤は好きな色なのでよかった。

ちなみに目の色も変わるらしい。髪と同色

つまり赤色、赤眼とはまた違う感じだろう。

機械(ヘッドギアの様な物)さえあればログインでき、

初期設定はしなくて良いようだ。

脳波などで、名前や容姿を把握してアカウントを作る

とっても、簡単だか考えている事がわかるというのは少し怖いかもしれない。

でも、ゲームの誘惑には敵わないか、

そう言われると私も被って電源をオンにするとすぐに

この世界に来た。ただ、友達の話と違って荒野だったが。

指二本を揃えて、ダブルクリックするのは

ステータスの呼び出し方だ。

ステータスと装備品

ログアウトボタンがある

左右どちらの手でも呼び出せる。


だいたい覚えているのはこれくらいだ

あとは聞いてもわからない単語だらけで

理解もできなかった。

それを友達に伝えると

「大丈夫、小屋の人に教えてもらえるはずだから」

と言っていた。

全く大丈夫じゃなかった。


これから私はどうすれば良いのだろう。

ログアウトするという考えは苺にはない様ですね。

ただログアウトについてはかなりシビアなルールとなっているのでログアウトしなくて正解です。

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