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異世界の執行人  作者: Kyou
第1章 平和な日々
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エピローグ 『私の大好き』

 そこは明るい世界だった。


 草原の中で、花をつみ、それを飾る。


 そんなことをして、遊んでいると、美しい白髪の女性がやってきた。


「……アリア……。……一緒に帰ろう」


「うん! お母様!」


 私はその女性のもとに走り出す。そして、日傘をさす彼女と手をつなぎ、歩き出した。


 なぜか、そんな思い出が急に浮かんでくる。


 だが、その女性、お母様の顔がなんとなく思い出せずにいた。


 でも、たぶんあの頃の私はその人が、とてつもなく大好きだったんだと思う。

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