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小さな秘密と幸せの花園  作者: 雪雨サクラ
秘密の花園
3/3

story2 生徒と教師と戦闘班と 前編

今回の話は途中までです。

ご了承ください。

桜雨さくらさめ学園の秘密を知ってから一夜明けた今日、4月7日は簡単にやってきた。

この学園について色々考えていたら眠るに眠れず、もういいやと思考を放棄。だがしかしやはり眠るに眠れず結局徹夜。夜通しスマートフォンをいじくっていた。私は睡眠時間が足りないと機嫌が悪くなる体質のため、今とてつもなく機嫌が悪い。

—―――ふと気がついて、ベットの脇に目を移す。

そこには、綺麗に並んだ漫画がこれでもかというくらいびっしり並んでいる。

その中から、私のお気に入りのバトルファンタジー物の漫画を手に取ると、パラパラとページを捲っていく。ページを捲る手を止める。そこには、敵との戦いで命を落とした登場人物がいた。

「……私は……こうならないと……言い切れはしないよね……」

一人ぼっちの空間で独り言をつぶやく。

「ううん!弱音はいちゃダメダメ!!お姉ちゃんを見つけるまで……この場所から……逃げちゃいけないんだ!!」

1人ぶんぶんと首を振って言うと、机の上の写真立てを見た。

「頑張るからね…私」

*

1年1組の教室に集合、そう書かれたメールが私のもとへ届いた。

どうやら、思いのほか残った人数が少なかったため、今日からは全員同じ教室で授業をするそうだ。

—―――そして現在、私は1年1組の教室の中にいる。

他にも数人の生徒がいるが、何席か開いている席があるため、まだ来るのだろう。


■□■□

暫くして。

全ての席が埋まった教室に、6人の教師が来た。生徒も教師も、各々の個性を主張しまくっているため、教室内が意味不明だ。

「はぁ……」

私はばれないように小さく溜息をつく。

—―――どうなってんのこのクラス……いやこの学年……――――

「えっと、み、皆さんが残ってくださった皆様ですね!あっああありがとうございますっ!わわっ私はが、学年主任の佐倉井さくらい御鎖みさですッ!すっすす数学を教えていますので、よよよよろしくお願いしますね!」

そういうのは、小さな先生だった。大きな眼鏡をかけ、肩まで伸ばした髪と、ガーリーな服。モテ女子の定番のように可愛らしい先生だ。あわあわしている引っ込み思案な感じが、またモテ要素なのだろう。

「1組担任、星川ほしかわ麗娜れいな。担当教科は体育よ。よろしくね」

そう言ったのは活発そうな先生。ショートカットの髪に動きやすそうな服。いかにも体育教師な格好だ。声のトーンも佐倉井先生よりも低く、でも女性的。そして……大分……お胸のお育ちが良いようですね……あはは……。はは……。



後編は後日投稿いたします!

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