第3話 無口の勇気
久々に投稿したぜ!
ー海人ー
俺は片手にカバンを持ちながら昨日の出来事を思い出していた。
鈴音が久しぶりに喋ってくれたことに凄く感動していた。
~立川家~
「あら、海人くんいつもごめんなさいね」
そう鈴音の母親は言った。
「いえ、慣れてますから」
そう言って俺は鈴音の部屋に向かった。
~鈴音の部屋~
バタン
「鈴音!いい加減に起きろ!」
そう俺は言った。
「くー」
鈴音は寝息を立てながら眠っていた。
「おい!朝だぞいい加減起きろ!」
そう俺は鈴音に言った。
「んにゃ?」
そう鈴音は寝ぼけながら起きた。
「目が覚めたか?」
そう俺は鈴音に聞いた。
「////////////!!!!」
鈴音は顔を真っ赤になりながら俺を見た。
鈴音はホワイトボードにペンでこう書いた。
[何で?私の部屋に居るの?]
そう鈴音は聞いてきた。
「お前が起きていないからだ!」
そう言って俺は鈴音の制服を取ってそれを渡した。
「早く着替えろよ!学校に遅刻するからな!」
そう言って俺は部屋を出た。
~キッチン~
俺はキッチンで鈴音の母親が出したコーヒーを飲んでいた。
トタトタ
[お待たせ]
そう鈴音はホワイトボードを見せた。
俺は片手にカバンを持って鈴音と学校に向かった。
ーーーーーーーー
俺は自分のクラスで本を読みながら鈴音を見ていた。
「ねぇ、聞いた鈴音さん彼視できたらしいよ」
そう女子の一人が言った。
「うっそー!相手は誰?」
そうもう一人の女子が聞いてきた。
「それがさぁ、うちのクラスの不良の氷室海人くんなんだって!」
そう女子は笑いながら言った。
「おい!鈴音」
俺は鈴音を呼んだ。
「!」
二人の女子から抜けてきた鈴音は俺と一緒に映画を何を見るか話をしていた。
「とりあえず恋愛系と推理系と歴史系とホラーどれが見たい?」
そう俺は鈴音に聞いた。
[アニメ!]
そう鈴音は選択肢の中に無い物を選んだ。
「そうか」
そう俺は少し笑顔で鈴音の頭を撫でた。
~昼休み~
俺は鈴音と昼に屋上で昼飯を食べていた。
「しかし休日が来るのはまだ先だな」
そう言って俺はケータイを見た。
ケータイの時間を見て一度ケータイをポケットに戻した。
[ねぇ、今なら誰もいないよ]
そう鈴音は顔を赤くなりながら俺を見た。
「そうだな、よし!漫画でも読むか!」
そう言って俺はポケットから漫画を二冊取り出した。
ちなみに持って来た漫画は恋愛系の漫画と四コマ漫画だった。
俺と鈴音はそれを読みながら昼休みが終わるのを待った。
~理科室~
俺と鈴音は同じ班でカブトガニやシーラカンス等の生きた化石の説明を聞いていた。
ちなみに鈴音は真剣に聞いていた。
俺も生きた化石には少し興味はある。
「ん?そろそろ時間なのでここで終わろうか」
そう理科の黒田は言った。
~放課後~
俺は片手にカバンを持って鈴音と一緒に帰宅していた。
「来月はテストか」
そう俺はあくびをしながら言った。
[テスト苦手だよ]
そう鈴音はミニホワイトボードにペンで書いていた。
ちなみに鈴音は体育も理数系も文系も絶望的にダメだ。
俺は歩きながら鈴音と話をしながら休日を楽しみにしていた。
~日曜日~
俺は片手に推理小説を読みながら鈴音を待っていた。
正確には鈴音の家の中で待っていた。
トタトタ。
階段から降りてくる音がして上を見ると白いシャツに水色のスカートを履いた鈴音が降りてきた。
[ごめんね、遅くなって]
そう鈴音は申し訳ない顔をしてホワイトボードを見せた。
「気にすんなって」
そう言って俺は財布とケータイを確認して映画館に向かった。
~映画館~
俺と鈴音は何を見るか悩んでいた。
すると鈴音はある映画をじっと見ていた。
その映画のタイトルは[魔法使いと優しい少女moviesone]だった。
昔鈴音が大好きな小説がアニメ化してそれをよく見ていた。
俺も好きでよく鈴音の家で三期まで見ていた。
「見たいのか?」
そう俺は鈴音に聞いた。
[うん!]
そう鈴音は目をキラキラさせながらホワイトボードを見せた。
「これにするか」
そう言って俺はチケットを買いにチケット売り場に向かった。
~五分後~
チケットを買って俺は売店コーナーで魔法使いと優しい少女のグッズを見ていた。
ちなみに鈴音は魔法使いと優しい少女の主人公とヒロインの武器のキーホルダーをどれにするか悩んでいた。
「どれにするか決まったか?」
そう俺は鈴音に聞いた。
[どれも欲しい!]
そう鈴音はめちゃくちゃ悩んでいた。
「奢るよ」
そう言って俺は主人公とヒロインの武器のキーホルダーを買って鈴音に渡した。
~館内~
席に座り俺と鈴音は上映が始まるのを待っていた。
~二時間後~
映画のクライマックスになった時主人公はヒロインの足元に剣を突き刺して結界を造り出した。
主人公はヒロインに愛していると言ってマグマの中に飛び込み世界を救った。
そして一年の時が流れて主人公とヒロインは再会してまた一緒に暮らし始めた。
俺は隣を見ると鈴音は涙を流しながら泣いていた。
感動していたのであった。
~ファミレス・イングリ~
俺と鈴音はファミレスで飯を食べながら映画の話をしていた。
「お前さっき泣いてたろ」
そう俺は鈴音に言った。
[うん!感動したから]
そう鈴音はホワイトボードにペンで書いた。
「そうか」
そう言って俺は鈴音がオムライスを食べながら思い出していた。
鈴音は魔法使いと優しい少女の曲が好きで俺に頼んで卒業式に流してほしいと頼んだ事があった。
卒業式にそれを流して教師からかなり怒られたが俺は気にしなかった。
~氷室家~
俺は自分の家に帰宅して魔法使いと優しい少女のパンフレットを見ていた。
パンフレットには主人公とヒロインの紹介が書かれていた。
主人公は何十枚のカードを封印するために戦った。
ヒロインは勇気がなく常に主人公を目標にしていた。
二人の絆は強く俺と鈴音みたいだ。
俺はそれを読んで久々に魔法使いと優しい少女の小説を読み始めた。
~次の日~
俺は鈴音と一緒に学校の図書室でテスト勉強をしていた。
「鈴音そこの問2だが4じゃなくて1だぞ」
そう俺は鈴音に教えた。
鈴音は頷いて書き直した。
俺は苦手な地理を覚えながら真剣にしていた。
~テスト当日~
俺はシャーペンを片手に目を赤く燃え上がらせた。
「始め!」
そう教師は言った。
俺は問題をよく読んで問題を全て埋めた。
~放課後~
俺は期末テストが終わり鈴音とコンビニでコーヒーを飲んでいた。
[やっと終わったね]
そう鈴音は俺にホワイトボードで書いた。
「ああ、これで少しは楽になる」
そう言って俺はコーヒーを捨てて空を見ていた。
~帰り道~
俺は鈴音と一緒に帰りながら途中で鈴音が足を止めた。
「どうしたんだ?」
そう俺は鈴音に聞いた。
「あの、私、海人くんの事がずっと前から好きだったの!でも私それを言う勇気がなくていつも心に隠してた でも今なら言えるよ!私は海人くんの事が誰よりも大好きだから付き合って下さい!」
そう鈴音は顔を赤くなりながら下を向いて言った。
その台詞を聞いて俺はかなり驚いていた。
だが鈴音の答えに俺は鈴音に近づいた。
「俺も鈴音の事が大好きだ」
そう言って俺は鈴音に抱き付いた。
鈴音からいい匂いがしてすごく安心する感触だった。
そして夕焼けが見えるなか俺達は手を繋いで歩き始めた。
~氷室家~
俺は顔を赤くなりながら鈴音の事ばかり考えていた。
完全に俺は鈴音の事が好きだったんだな。
そう確信して俺は鈴音にメールするか悩んでいた。
とりあえず俺はベットに入り眠りに入ることにした。
~学校の屋上~
俺は空を見ながら鈴音が学校を久々に休んでいるのに少し動揺していた。
「あっ!そういえば鈴音の奴に渡すの忘れてた」
そう言って俺はカバンから鈴音の小説のノートを持っていた。
~立川家~
俺は鈴音の家に到着して鈴音の部屋の前に立ってドアを開けた。
「よう、鈴音元気か?」
そう俺は鈴音に聞いた。
鈴音はベットで座ったまま着替えていた。
俺はそれをじっと見た。
ブラの色は紫色で大人の感じだった。
俺はそれを見て鼻から血を出して倒れた。
~夜~
目が覚めると俺は鈴音のベットの下で眠っていた。
「起きた?」
そう鈴音は顔を近づけて聞いてきた。
「あっ、いや!」
そう俺は少しアワアワなりながら鈴音の顔を見た。
「ねぇ、今ならキスできるんじゃないかな?」
そう鈴音は俺に聞いてきた。
「えっ!」
そう俺は動揺しまくっていた。
「ねぇ、しようよ」
そう鈴音は言った。
俺は起き上がり走り出した。
~外~
鈴音は風邪になるとああいう感じに積極的になると鈴音の母親から聞いていたがまさかあそこまでとは。
それを考えながら家に帰宅した。
続く
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