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第1話 友達だから

第1話完成したぜ!


恋愛系は難しいぜ!

面白いか面白くないかはあなた次第です!

ー海人ー



俺の名は氷室海人。


高2で身長185㎝だがバスケ部ではない。


というより部活は入部していない。



何故かって?


幼馴染みの立川鈴音が心配で一緒に居るからだ。


他の奴等からカップルに見えるらしい。

俺は見た目が怖く皆から鬼のようだと言われている。


そのせいか友達が出来ずに毎日一人で居た。



だが一人だけ俺を友達にしてくれた女子がいた。


そいつは小学生の頃からの仲でよくザリガニ釣りや図書館で本を読んだりしていた。



そいつの名は立川鈴音。


優しくて話をしたらとても楽しかった。


だが鈴音は小学生3年の頃にいじめてくる女子から「お前きもいんだよ」と言われた。


それ以来中学3年まで家で引きこもっていた。



先生や友達が鈴音に会いに行って「学校に来ないか」言ったが鈴音は学校には行かなかった。


皆は鈴音はもう学校に来ないと思っていた。


だが俺は諦めずに毎日鈴音に会いに行った。


そして鈴音はドアの鍵を開けて俺を部屋に入れた。


そして俺は鈴音が喋れなくなったのを知った。



鈴音はホワイトボートにペンでこう書いた。

[どうして私を学校に通わせたいの?]

と鈴音は少しうつむいて聞いた。


「それはな、お前が居ないから学校がつまんないんだよ!」


そう俺は上を見て言った。



[私が居たら楽しいの?]


そう鈴音はホワイトボートにペンでそう書いた。



「当たり前だろ!お前は俺の数少ない友達だ!」


そう俺は鈴音に言った。



鈴音はホワイトボートにこう書いた。


[なら、明日行ってみるよ、迎えに来てくれる?]


そう鈴音は書いていた。





そして鈴音は中学に通い始めて俺と同じ高校を目指した。



そして学校の受験勉強は俺が鈴音に教えてやっていた。


そして試験当日に俺と鈴音はテスト勉強を全力でやった。



そして合格発表の日に鈴音は緊張しまくっていた。



俺は鈴音の隣を歩いていた。



そして背中を優しく撫でてこう言った。


「頑張ろうな」


そう言った瞬間鈴音は笑顔で頷いた。



~そして現在~



俺は学校でははみ出し者だった。


いつも学校に来るのはギリギリで漫画を読みながら弁当を食べているから教師から不良と思われている。

だが遅刻ギリギリには理由があった。



それは幼馴染みの立川鈴音の迎えに行くからだ。


「おい、鈴音!」

俺は鈴音を呼んだ。

ビクッ

鈴音はいきなり声を掛けられてビビっていた。



「今から帰るなら俺も一緒に帰るぜ」


そう俺は鈴音に言った。


鈴音は手のひらサイズのホワイトボードに何かを書いていた。

[なら、一緒に帰ってほしい]


そう鈴音は頬を赤く染めて言った。




「んじゃあ一緒に帰るか」


そう俺は言って歩き出した。




~ケーキ屋オーレン~



俺は鈴音とケーキ屋でケーキを食べていた。


「鈴音美味いか?」


そう俺は鈴音に聞いた。

鈴音はホワイトボードにペンで何かを書いていた。


[おいしいよ]


そう鈴音は少し笑顔だった。


「しっかし人がかなり多いな」


そう言って俺は店の中を見ていた。


鈴音はまた何かを書いていた。


[店長がヨーロッパの店で修行したらしいよ]


と書いていた。


俺はそれを見て少しすごいと思った。



「これ食い終わったらどこ行く?」


俺は鈴音に聞いた。


鈴音はホワイトボードにペンでまた何かを書いていた。


[本屋さんに行きたい]


と書いていた。


「なら、そこに行くか」

俺は鈴音にそう言った。




~本屋・光崎~



俺は本屋に到着して鈴音と本を見ていた。


俺が読むのはライトノベルか漫画しかないがな。


俺は漫画を二冊持って他に無いか探していた。



~10分後~



俺は本を片手に持ちながら鈴音を探していた。


「あ!見つけた」

俺はそう言って鈴音に近づいた。


「鈴音!」

ぺし


俺は本で鈴音を優しく叩いた。


「ひゃう!」

鈴音は可愛い声を出した。




「何やってんだよ」

俺は鈴音に聞いた。


鈴音はホワイトボードにペンでこう書いた。


[少女マンガを見てたの]


そう鈴音は言った。


鈴音は昔から少女マンガが好きで俺の家に少女マンガが何故かあったからそれを読んでいた。



「買うもんがあるなら早く行くぞ」


そう言って俺はマンガを片手に持ちながらレジに向かった。



~レジ~



「999円です」

そう店員は言った。


「んじゃあ千円で」

俺は千円札を出した。


「1円のおつりです」

そう言って店員は1円を俺に渡した。


「850円です」

そう店員は鈴音に言った。


鈴音は財布から金を出そうとした。


しかし金が足りていなかった。


俺は財布から五百円玉を出した。


「えっ?一緒でいいんですか?」


そう店員は聞いてきた。


「お願いします」


そう俺は言った。




~帰り道~



俺は鈴音と歩きながら少し話をしていた。


「明後日どこか遊びに行くか?」


そう俺は鈴音に聞いた。


鈴音はホワイトボードにペンで何かを書いていた。



[水族館に行きたいけどお金が足りないから別の場所にしようかな]


そう鈴音は少ししょぼんとした顔をしていた。


「大丈夫だ!俺が金を出すから心配すんな!」


そう俺は鈴音に言った。

鈴音はホワイトボードにペンでまた書いた。

[悪いよ!]


そう鈴音は困った顔をしていた。


「気にすんな金ならあるから大丈夫だ!」


そう言って俺は鈴音を家まで送った。



~スポーツ喫茶ムッキムッキ~




俺は高一からバイトをしている。


18時から21時までのバイトで時給は990円だ。


「しっかし今日は客が多いな!」


そう言ったのは店員の純さんだった。


「そうっすね」


俺は空手部の衣装でスポーツドリンクを六番テーブルに出した。



「ちーす」

そう言って来たのは一番人気の高橋士舟だった。


「よう、遅かったな」


そう俺は言った。


「ああ、部活で遅れてな」


そう高橋は言った。


俺は何も言わずに仕事をしていた。




~氷室家~



「ただいま」

そう俺は家に帰って来た。


「お帰り海人」

そう言ったのは父の氷室当夜だった。


「ああ、ただいま」

俺はそう言って自分の部屋に向かった。



~自室~



俺は買ったマンガを読みながら考えていた。


鈴音の奴は喋らないでいるが友達ができれば少しは喋るんじゃないかなと。



~次の日~



俺は学校に行く準備をしていた。


「よし!行くか!」

俺はそう言ってケータイを片手に持ちながら鈴音の家に向かった。



~立川家~



「オーイ!鈴音!起きてるか?」


そう俺は鈴音に聞いた。


しかし返事がなかった


俺はドアを開けた。


そして中に入ると鈴音は服を着替えていた。



しかも下着の色はブラが黒いやつでパンツも黒いやつだった。


俺は何も言わずにドアを閉めた。



パタン



~5分後~



ドアを開けて鈴音は出てきた。



「えっと鈴音、悪かったな、見るつもりはなかったんだが」


そう俺は言った。


鈴音は何も言わずにホワイトボードに何かを書いていた。


[海人くんのエッチ!]


俺は顔を赤くしている鈴音に少し可愛いと思った。



「とりあえず今日学校が終わったら明日は水族館に行こうな」


そう俺は言った。

鈴音はまたホワイトボードに何かを書いていた。

[うん!楽しみ!]


そう書いていた。


俺は片手にカバンを持ちながら学校に向かった。



~2年5組~



俺は授業を真面目に聞きながら鈴音を見ていた。


昔はよく喋っていたのに今では誰かに声を聞かれるのが嫌なのは少しかわいそうだと思えた。


喋るとあいつの笑顔が見れたがあいつはホワイトボードで言葉にしているから少し悲しく思えた。



~昼休み~



俺は屋上で鈴音とパンを食べながら明日の予定を考えていた。


「とりあえず先に何を見たい?」


そう俺は鈴音に聞いた。

すると鈴音はホワイトボードに何かを書いていた。


[カブトガニ!]

と書いていた。


カブトガニとは生きた化石と言われていてすごく珍しい生き物らしい。


「カブトガニだな」

そう言って俺はメモ帳にそう書いた。


すると鈴音はまた何かを書いていた。

[海人くんは何が見たいの?]


そう鈴音は聞いてきた。


「う~ん、サメかな」


そう俺は言った。


鈴音はまた何かホワイトボードに書いていた。


[定番だね]


そう鈴音は書いたのを見せた。


「そうか?」

俺はそう言ってパンを食べ終えた。





~放課後~



俺は片手にカバンを持って鈴音と一緒に帰る準備をしていた。


「おい!鈴音帰るぞ」


そう俺は鈴音に言った。


鈴音はこっちを見て頷いた。




~帰り道~



俺は鈴音と一緒に歩きながら話をしていた。


「お前に彼氏ができたら大変かもな」


そう俺は言った。

鈴音はホワイトボードに何かを書いた。

[彼氏なんてできないよ]


そう鈴音は書いたのを見せた。


「そうかね、お前可愛いと思うぞ」


そう俺は言った。

鈴音は顔を真っ赤になっていた。



すると鈴音はいきなり歩くのをやめた。


俺はどうしたのか振り向いた。


そして鈴音はホワイトボードに何かを書いていた。


[もし私が海人くんのことを好きだって書いたら付き合ってくれる?]


そう鈴音はホワイトボードに顔を隠して見せた。


「あ、ああ!もちろん答えはすぐに出すぜ!」


そう俺は言った。


[今日は家にまっすぐ帰るよ]


そう鈴音は書いた。


俺は鈴音の頭を優しく撫でて頷いた。



次の日も楽しい日にしてやろう。



お前は一人じゃないからな。



俺という友達が居るから。



続く

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