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第二話-死の世界-

二話目です。

「では、引き続き話をさせてもらうけどその前に、なんかお菓子でもいる?」


はじめは、まるで修学旅行のノリで言ってきた。本当にこいつはなんなんだろうか・・。悪魔のくせに・・。とか色々思いつつおわり


「いらねえ。そんなことより早く説明するならしてくれ。俺は元いた世界を平和に戻す使命がある。」と言った。


「君はそうかもしれないけど、私は別に急いでないからね。まあ、お菓子と飲み物出すから少し待っててね♪」


そういうと創はできていない指ぱっちんをして、座布団とせんべいと玉露を出した。玉露は玉露でもおそらく一番高いものだろう。なぜなら悪魔がドヤ顔してるから・・。おそらく高いものばかりなのだろう・・。


「ちなみに、この座布団は人間国宝の織物師がおった布で、せんべいは・・」


なんかよくわからない説明が入った。時間で言うとこれが1時間くらい自慢話が続いた。


「だから・・おっと、もうこんな時間かお昼寝の時間だ!」


「おいおいおいおい。待て待て。さんざん話聞いたんだからそろそろ限界だ。いい加減この状況について説明しろ。」


終は堪忍袋の緒が切れたようだ。まあ、世界を救うために命投げ出してきた人がこんな茶番とかに起こるのは当然なのだ。


「むにゃむにゃ・・ん~?起きてからじゃだめ?」


「ダメ!お前寝たら、起きなさそうだ。次起きるの明日までとか・・」


「んなわけ。100年後だし」


「長いわ!今すぐ説明しろ!」


「全くもう・・仕方ないな・・」


よいしょっと、創はジャンプしてどこからともなく黒板を出した。

ついでにと言い、服装が教師っぽいものに変化した。ちなみに、今までは悪魔っぽい黒のスーツ姿であった。


「では、死の世界についての説明を行います!居眠り、私語は慎んでくださいね!」


急に教師口調になった。でも、小さくてチョークのところまで結構ギリギリだな・・。


「まず、この世界はなんなのかというと、死の世界ってサブタイトルにもなっているけど実際は死の世界ではない。しいて言うなら、この世界は原点。つまりは、すべての始まりの場所だね。」


「全ての始まりだと・・?」


「そうだよ。でね、君らの世界には私の書いた書物があるんだよ・・それが・・」


「創世の書・・。」


「もう!セリフ取らないでよ!」


セリフを取られたことに少し怒っている創。ついお約束の条件反射が・・。

ここで創の機嫌が直るまで、”創世の書”について説明しよう。


”創世の書”とは、終の世界では知らないものもいない有名な古代の書物で、解読不能といわれている謎の言語で書かれており、燃えたり濡れたりしないし、破れもしない不思議では説明がつかない物質でできている。

世界の科学者が調べたり、解読しようとしたが全員途中であきらめてしまっていて、現段階では終の世界では終しか解読ができていない。その書物には”神々に謁見し願いを叶えたしものは代償として、その生命の活動を止めよ。真理を知るものなら神々に会い、願いを叶え再び世に現るだろう”と記されている。だからこそ、終は神々に会えると思ったのだが・・


「全く、いつまで拗ねてるんだ?早く説明の続きをしてくれ」


「ふん、わかりましたよーだ。」


なんでこんな悪魔あくまなんだろうか・・。


「なんか色々失礼なこと言われた気がするけどまあいいや。まあ、創世の書ってのは私の落書き帳だから気にしないで」


「落書き帳だったのかよあれ!」


終は純粋にショックだった。偉大な書物の記述ということを鵜呑みにしてここまで来たというのに・・まさかの落書き帳というオチにはショックだ。


「まあ、落書きは落書きだけど書いてあることは本当の事だからね。会えたでしょ?」


「はあ?誰に?」


「神様♪」


何を言ってるんだこいつ?さっき自分で自分が悪魔と名乗り神々はいないといったのに訳が分からない・・。


「うーーん・・なんて説明しようかな~・・。私の生物上のジャンルは悪魔で、君ら人間から見れば神様ってことかな。」


「は?」


「頭悪いね君は。つまり、君ら人間は私のような悪魔に作られた生物でありその世界に住んでいるってことだよ。理解できた?」


つまりは終の世界は悪魔によって作られ、神と信じていたのは悪魔だった。

悪魔信仰の悪魔の世界であったということだ・・。


「悪魔によって作られたのか・・俺は・・。」


絶句としか言いようのない突然の事実であった。


悪魔信仰とか中二病のにおいがしますが気にしないでくださいね(;´・ω・)

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