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俺流物語Ⅰ  作者: アミノ酸
2/2

第二話 ???

「おい…トーマ」

んっ…何だ…

「トーマ、起きろ」

「…誰?」

「何寝ぼけているんだ。クレイズだよ。クレイズ」

「クレイズおじさん…」

「そうだ。起きろ。こんなとこで寝てたら風邪引くぞ」

「ここ…どこ?」

「公園だよ。公園。自分で寝てそんなことも忘れたか。」

「公園?」

「ハァ…寝ぼけすぎだろ…。仕方がない。俺が渇を入れてやろう」パシーン

「うっ…」ガクン

「ハッ…!しっかりしろトーマ!俺がやりすぎた!おい!」

「…うん。何とか大丈夫みたい。」

「なら良かった。もう、夜も遅い。俺が送ってやるから帰るぞ。」

「うん。」

「それにしても、何であんな所で寝てたんだ?森に落ちたら危ないぞ?」

「それが、よく思い出せないんだ。ビン達と喧嘩してたのまでは覚えてるんだけど…」

「喧嘩してたか…しかし、負けて気を失ったとは思えないな。」

「えっ、何で?僕、ビン君に勝ったこと一回も無いよ?」

「お前に外傷が無いからな。左の頬以外にな。」

「これはおじさんがやったんでしょ。」

「はははは、すまんなぁ」

「ただいまぁ」

「トーマ!あなた遅かったじゃない。こんな時間まで何を」

「ご…ごめんなさい。」

「そいつは公園で寝てたのさ」

「あら、クレイズじゃない」

「よぉ、姉ちゃん。久し振り」「ホント、久しぶりね。…あの日以来かしら?」

「あぁ…そうだ…。すまない。俺のせいで義兄貴が…」

「そんな、何年も前の事何時までも気にしないで…あれは、仕方がないでしょう?」

「でも、あの時俺が…」パシーン

「しっかりしろクレイズ!男だろ?」

「…すまない。姉ちゃん。」

「それで、いきなりどうしたの?数年ぶりに顔を出して?まさか、トーマを偶然見つけたがらってだけじゃないでしょ?」

「あぁ…ちょっとな。西に行くことになってな。しばらく村を離れるようなんだ。今、会っておかないと、本当に会えなくなってしまうと思ってな。」

「そう。クレイズ、あなた今日は泊まっていきなさい。まさか、今すぐ出発ってわけでは無いでしょ?」

「あぁ。出発は3日後だ。本当に、すまない。姉ちゃん。」

「夕食美味しかったね♪」

「…なぁ、トーマ」

「なぁに、おじさん?」

「…いや、何でもない」

「???」

「本当に、何でもないんだ…」

「…」

「…」

「ねぇ、おじさん」

「何だ?トーマ」

「さっき、お母さんと、凄い久しぶりって話してたみたいだけど、おじさん、僕とはよく会ってたよね?どうして?」

「…まぁ、大人の都合って奴だ。」

「おじさんずるーい」

「大人はズルいものなのさ。」

「起きろトーマ。友達が来て居るぞ」

「んっ、朝?」

「気合いが足りないんじゃ無いか?俺が入れてやる。」ビュン

「や…止めてよおじさん。昨日の所まだ痛いんだから…」プルプル

「な…俺の気合いが避けられた…だって?」

「とりあえず、玄関にビン君が来ているから行ってこい。」

「うん。」

「よぉ、トーマ」

「おはよう。ビン君」

「…飯食ったら、公園に来い。絶対だからな!」

「うん。分かった。」

「来たな…トーマ。」

「どうしたの?ビン君。こんな所に呼び出して?」

「昨日のはまぐれだ。出なきゃ俺がトーマなんかに負けるわけがない。」

「えっ?何のこと?」

「とぼけるな!食らえ!!」パーンチ

「(動きが見える!)止めてよ。ビン君。」サッ

「何っ!」

「えい。」パーンチ

「うっ…」

「大丈夫?ビン君?」

「ハァハァ…かかれ!お前ら!」

「えっ」

「ごめんな。ビンの頼みなんだ。」

「トーマ一人くらい俺だけで余裕だけどな」

「全く、ビンには世話を焼かされるぜ。」

「ごめん。俺はトーマには負けたくないんだ。」

「おい、トーマ!」

んっ…なんだ…

「トーマ!起きろ!」

「…誰?」

「凶司郎ぜよ。試験でわしの攻撃の後起きないから心配したぜよ。」

…今まで、夢を見ていたのか。

凶司郎がまたおかしいのはとりあえず置いておこう。

「ここは?」

「医務室ぜよ。隣にジムも居るぜよ。」

「ジムか。そういえば、とんでもない技喰らってたっけ?生きてるの?」

「まだ眠ってるけど脈はあるぜよ。それにしても、近衛隊のガスパーの花火。何とも不思議な技だったぜよ。」

「あぁ。そうだな。何だったんだろうな。あの技」

「そうそう。もうしばらく休んだら、筆記試験に行くぜよ。後一時間位で始まるぜよ。」

「筆記?そんなの有るの?」

筆記試験の存在を知らなかった俺。当然のように勉強をしていない俺の運命は? 続く

今回は、過去の夢の話でした。

少し、と言うか、凄く分かり難くてはすみませんでした。

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