O.W.Tale
黒と白だけにいずれ帰結する終わりかけの世界に
あなたの声も顔ももはや存在しないと知ってる
考えればキリがないな 足りなかった幾つも
惨憺たる叛乱 役立たずだった弾丸
焼け焦げた匂いは もとは人だった
降りしきる灰は かつては花だった
私も残骸になりたいだなんて
我儘な願いは仕舞っていこう
勝てないものと分かって向かったあの時の私なら
諦めきった今の私の首を絞めたいだろうな
起きないままで終わりそうな日々の
デウス・エクス・マキナを
今も信じて独りぼっちで座り込んでいるだけ
ふと空を眺め何故だか脳裏に思い浮かんだ愛と
あなたの想いを結んで今更気がついた真意なんて
後悔しても意味がないな 間に合わなかった一つを
せめて忘れないようにと胸に強く抱いた