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プロローグ

稚拙さはあると思います。プロット的に長い作品にはならない予定です。よろしくおねがいします。

「働き者は奴隷になり、ニートは賢者になる」これが自分の哲学である。


そんな俺、田中太郎(仮)は困惑していた。


目が覚めたら知らない浜辺に寝ていたからだ。何より、自分の名前が思い出せない。

覚えているのは自分の歴史と自分が死んだ事だけ、神様みたいな存在にも会わなかったし、ここが死後の世界だとかという説明もない。


ただ気付いたら燦々と太陽の光が降り注ぐ浜辺に倒れていた。近くにビーチパラソルにビーチチェア、その後ろにコテージが見える。

このまま、波の音を聴きながら倒れて動きたくない気持ちもあるが、人が居るなら会いたい気持ちもあるので、取り敢えずコテージに向かうことにする。


ハァとため息をつきながら立ち上がると死んだ時と同じ服を着ていることに気付いて更に困惑するが、そんなことより現状を知りたい気持ちでコテージに向かい、


「すいません。誰かご在宅でしょうか?」


数分待っても返事がないので、恐る恐るドアノブに手を掛けて開けてみるとカギはかかってない様で開いて中に入ることができた。


「すいません。」


声を出しても返事がないので、


「お邪魔します。」


中は広く玄関からは2階への階段とドアが3つ見える。ドキドキしながら、取り敢えず靴を脱いで入ることにした。


「誰か居ませんか?○ーバーイーツです。」


少し余裕が出てきて冗談を言いながらドアを開けていった。

1階はリビング、トイレ、洗面所だったので、今度は階段を上がった2階に足を進めていた。


「○前館です。」


つまらない冗談を言いながら2階に上がるとドアが1つだけだったので、そこに向かうことにする。

ドアを開けるとそこは書斎兼ベッドルームのようだった。


部屋には大統領かよて思う様な机と椅子、その背後には壁一面の本、机の正面には50インチはあると思うテレビが鎮座している。端にセミダブルのベッドが見れる。

机の上に本が見えるのでまずそれを確認しようと机に近付く、


「ハァ、ごめんなさい。」


と他人のモノを扱う罪悪感に包まれながら本を手に取り中身を確認する事にした。


(この本を手に取ったモノへ

ここは元いた場所でも死後の世界でも何処でもない場所。ここへきたモノはこの場所の管理と訪れる訪問者を歓迎する事が役割である。管理は簡単、リセットと言えば全てが元通りになる。

役割のメインは訪問者の対応、訪問者は世界に役割を与えられたモノたちそのモノたちを歓迎してほしい。

一度訪れた訪問者は書斎のテレビで確認出来る、それを観て訪問者を歓迎して導いてくれ。

細かい事はこの本の書いてあるので確認してほしい。

拒否権はない以上)


「意味がわからん。」


頭を抱えるしかないけど、もうやるしかないと諦めて。下に降りてリビングでお茶でも飲みながらこの本を読もう。出来る事はそれしかないから。そんないろんなことを考えていると、


「すいません。誰か居ませんか?」


下から声が聞こえた。

もう誰か来たのかと思いつつ、やけくそ気味に、


「今行きます。」


持ってた本を一度机に置き、これから始まる日常に大きな不安を持ちながら1階に降りていく。


観ていただいてありがとうございます。誤字脱字等ありましたらすいません。長い作品も短い作品も難しいです。

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