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菫ノ詩集

怪速列車

作者: 堅香子 擬々

なかなかに猟奇的になったな、、、


怪速列車今参ります


がたごと言わず

戯言言わず

ただただ進む怪速列車


ひゅうひゅうひゅう

怪速列車口笛ならす

ひゅうひゅうひゅう


駆け抜ける

駆け抜ける

どうも怪しい

この道を

駆け抜ける


風はふかない

雪がふる

日は照らない

月は照る


ホームについた


ぞろぞろのる

黒い人影

ぞろぞろぞろ

口もない

目もない

耳もない

影な人々

怪速列車何でものせます

舌の上に何でものせます


響く響く咀嚼音

赤い内装へと早変わり

黒い内装が赤へと早変わり


怪速列車参ります

どこへと参る

どこへゆく


怪速列車悲鳴をあげて

ホームに着きます


響く響く咀嚼音


怪速列車から何を見る

何が見える

醜き人々の悲鳴を見るか?

爛れに爛れた傷口から漏れ出る

血の池見るか?

険しき老犬が脳漿を啜り

桃色な内臓を下品に食う様見るか?

人々の股がちぎれ尻穴が裂けに裂けて

腸が飛び出ているのか?


怪速列車怪速列車

只今参ります

あなたにのもとに只今参ります


どうか、どうか、親御様、御親族、親しき友のためにも

今一度遺書を御書きに








つづかない( ̄ー ̄)

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― 新着の感想 ―
[一言] あの世行きの乗り物はゆっくり走るバスがいい❗
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