そして誰もいなくなる
遠くのお空へ 旅立った
孤高の空母と 無理心中
やるせないのは 待つ身の私
なんとなくでも 分かってた
無理矢理にでも 引き止めて
いつものように じゃれあえば
よせばいいのに 特攻志願
身から出た錆 運の尽き
二目と見れない 顔になり
一人静かに 消えてった
零戦もろとも 海の底
舞い散る残骸 ぷかぷかり
そして 誰も いなくなる
解説
南方戦線を支えるために出征した男を想う、銃後の女性を描いた詩です。
このような無粋な解説を入れる理由は文字数が足りなかったからです。
無念。




