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絶望  作者: 広大
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輝ける魂の行方

 二つの魂が在った。


 別の国、別次元に生を受けた二つの魂。


 二つの魂は神に願う「殺して欲しい。」と・・・「自分には生き続ける事が辛いのだ。」と・・・周りの者を蹴落としてでも這い上がり、のし上がろうとする気概は無い。


 二つの魂は善に生き、善の光の輝きを増しながら転生を繰り返してきた魂である、二つの魂は「自分の意志での他人の不幸の上に立つ自分の幸福。」を望まなかった。


 だからこそ願う「殺して欲しい。」と・・・


「何故こんな事に・・・」転生神ペインは蒼白となった顔を上げつぶやいた、二つの輝ける魂、まるで双子のように寸分の狂いも無い輝きを見せる魂の願いはペインの元に届いたのだ、ペインは静かに目を瞑る、現状把握の為に次元を渡り生命界を覗き見て言葉を失う・・・二つの魂は別次元、別世界に在りながらも監獄に入れられ、自殺さえ許されず生かされ続けていたのだ。


 生を受けて二十余年「自分の意志で死すら望めぬ。」だからこそ二つの魂ははじめて神に願ったのだ「殺して欲しい。」と・・・


 ペインは現状把握のため、二つの魂の記憶を探る事にした。

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