第15話 ついに動き始める
颯爽と歩いている寺田さんを見てパニック状態の美由。
「説明するから……驚かないで聞いてくれるかな?」
パニック状態の美由を見つけ、美由の腕を掴み落ち着くように声をかける慶。
「ここでは寺田さんの事もあるから場所を移動しようか……」
目の前に現れた寺田さんの姿に動揺した美由はコクコクと頭を縦に振ってこたえる。声には出せないほどの驚きが襲っているんだろう。
そのまま寺田さんのところに向かって行き、美由と同じように事情を話すからついて来てとお願いする。
彼女の顔には明らかな動揺が見られるけど素直にうなづき返してくれた。
俺はそのまま二人を誘導するように歩き、その場を後にする。静かで状況を説明できそうな場所を求めて三人で歩き出した――
選んだのは再会を果たした場所から十分程度離れた場所で周りは気に囲まれた森の中にある一件の喫茶店。
――ここなら静かに話をする事が出来るだろう。美由も寺田さんもまだぎこちないし……
「寺田さん、信じられない事を話すけど落ち着いて聞いてほしい」
慶は、不思議そうな顔をしている寺田さんに向けて穏やかに話始めた。そして美由を見て
「美由、落ち着いた?」
美由にも声をかける慶
「何がどうなってるの? 亡くなったはずの寺田さんが目の前に現れるなんてどうなってるの?」
美由がパニックになりそうな雰囲気にそして美由の発言に驚いた寺田さんが美由に問いかける
「えっ? 私が死んだ? いつ?って言うか死んでないし」
「二人とも落ち着いて、今から話すから」
慶はそう言って交互に二人を見て言葉を紡いでいく。




