帝達への魔の手
さっそく一話完成ですm(_ _)m
超下手ですがご指摘と共に感想をくださると嬉しいです。
今日は晴れ日より
快晴でもある今日は普段からやる気のない主人公:帝正義も今日は昨日のことが嘘みたいだと張り切っていた。
「なんだ!?今日晴れじゃん!!」
そう張り切って一人暮らしの彼は家を出る。そしてその登校中、偶然にも昨日会った別クラスの美少女:高宮由佳とバッタリ十字路で出会う
「あ、高宮さんじゃん!おはよう」
すると彼女も
「おはよう。昨日は助かったよ。ありがとう」
そう優しく返事を返す高宮。そして二人は一緒に同じ「天王寺学園」へ向けて歩いていく!
「☆キィヤハハハッ◆彼にも大切なモノができましたか?♪これは絶好のチャンスかもしれない★」
そう奇妙な言葉を放つのはあのトランプをシャッフルしていた怪人である。
その気配を隠しているつもりのようだが、どうやら彼女こと高宮には感づかれていた。
AM・08:35
帝達は学園に着いていた
そして、高宮は不安げに帝に質問を投げかける。
「ねぇ?さっきの登校中に変な気配と視線を感じなかった?」
その質問に帝は
「あ--、たしかに何か居た気はしたかな俺も」
そう気難しそうな顔で考え込む帝。
だがそんな重い空気を変えようと高宮が帝の手を引っ張ろうとした矢先
「あ、由佳。もしかして彼氏できたの?」
とドストライクで聞いてくる高宮の友人:篠原まか(しのはらまか)が目の前に居た。
まかは高宮の数少ない女友達で緑色の髪でショートボブである。
そんな彼女の問いかけに顔を左右に振り
「違う!絶対に違う!」
と何故か自分でも分からないくらい赤面して高宮は違うと言うがそれに過剰反応するかのごとくまかは
「はては図星かなぁ?!その赤面してる姿と手を繋いでいるあたりは」
過敏に反応する高宮と違い帝はア然とした表情で彼女ことまかを見ていた。
「手ぇ離して///」
そう高宮は帝の手を振り払い走って教室へ向かっていった
「ありゃりゃ。ちょっと言い過ぎたかな?!」
そう呟くまかに帝は彼女へ質問を投げかける。
「もしかして、、、、」
と質問しようとしたところまかは帝の言葉を遮るように
「違うよ!決して二人に嫉妬しているわけではなから。ではさらば赤髪の君」
そう言い放ち足早に去っていくまか。
そうして後を追うように教室に入った瞬間、帝を待っていたのか教室に男子生徒達がたくさん押し寄せていた。すべて1年生である。
そして
「お!来た来たオマエが帝正義って奴か?」
「ボクちんの大好きなゆかちゃんがお前なんかを好きになるなんてあり得ない」
「俺は野球部のキャプテン:遠山礼治だ。まさか君みたいな菓子食い野郎を高宮さんが好きになるとはな!」
と散々な言われようであった帝だがあえて相手にせず席に着こうとするも段々同じような意見を持った男子生徒が押し寄せてくる。
どうしたらいいんだと思っていた矢先
「いい加減にしなさい!!たかが女子生徒一人に交際疑惑が出たからって男子生徒をいじめるのは風紀委員が認めないわ!」
そう言ってやって来たのはツインテールのオレンジ髪をした女子生徒、いわば風紀委員長の相川良子であった。
彼女の発言によりそれぞれの席とクラスに散っていく男子生徒達。
それを他所身に相川は帝にこう告げる。
「いろいろ大変だったわねアナタ。これもある意味自業自得の一種かしら?今後は風紀委員の目にもつかぬ様に気をつけることね!」
そう厳しく帝に告げると彼女は足早に去っていく。
それは担任の先生にも伝わっていて
「おい帝!!HRホームルームの後先生と話があるから来なさい。」
そう言われ難なく帝は
「わかりました」
朝から散々である。何で自分だけ、、、。
そして職員室に呼ばれた帝に対し男の先生:野林勲先生は怒るかと思ったら
「おまえ~!まさか新学期入って彼女を作るとはやるじゃないかぁ!!先生、お前の事を少し見直したぞ。テストの点数はいつも赤点にならないよう30点ジャストだしぃ!まぁ欠席がないだけ素晴らしいなお前は!!」
一体、何の用で呼ばれたのかが分からない
それで何で呼ばれたのかを聞こうとすると
「実は先生がお前を呼んだのは他でもない。お前の秘密を知ってるからにすぎない。」
その言葉に思わず身構える帝だが、野林先生は話を続ける。
「ま、身構えるのも無理ねぇか!何たってお前は優秀な宇宙人から特殊訓練と特殊能力を身につけた天才でもあるからなぁ!!!」
幸い職員室には自分と野林先生しかいなかった。が、何故先生がそんな【事実】を知っているのか疑問だらけで仕方なかった。
「先生、、、。一体何者なんだ!??」
そう帝が言ってまばたきした瞬間、荒廃した町中に移動する。
「ここは?」
「よう!俺が何者か答えてなかったな!!」
何がなんだか分からない状況下の中で野林先生は喋り続ける
「俺は【道化師・ジョーカー】だ!!」
そう言い放った瞬間、野林先生の体が徐々に変化していく。
「★コレがワタクシの本当の姿♪ジョーカーフォーム◆」
まるで異形の怪人として変わり果てた先生を目に呆然と見つめる帝。
黒と赤色をベースにしたトランプをそのまま化け物にしたような存在が今目の前にいる
「◆まだ信じれないような顔をしてるねぇ☆君も似たような存在のくせに★」
「ちっ、違う!!!」
そう帝が反論するとあきれたような表情でジョーカーは立ち上がる。
「★じゃあ、身を持って、、、、知れ♪」
突然、ジョーカーがトランプのダイヤのカードを取り出したかと思いきや
そのカードが赤い異形の銃と化し突然躊躇なく撃ってきた。
帝はギリギリ避けるも肩を負傷する。
「っつ、、、夢じゃない。これは現実の痛みだ!!」
そう再確認した帝は戦う意思を見せるも元が先生のため中々踏ん切りがつかない。
そんなことは知らないとばかりジョーカーは銃を二本に増やし二丁拳銃の要領でおかまいなしに撃ってくる。
「やるしかないのか、、、、。相手は先生だ。いくら何でも、、がッ!!!」
そう悩みながら戦いを続ける最中負傷した帝の左肩にダイヤ型の弾丸が命中する!
そのまま転げ落ちる帝。
すると荒廃した町中で二人しかいないはずの世界へ、何と高宮が心配そうに走って駆け寄ってくる。
「帝くん!大丈夫!?」
「いや、それよりも何で高宮がここに??」
「私にもわからない。気づいたらこの荒廃した世界に居て、、。」
「なるほど!でも今は話をしている場合じゃない」
そう会話している最中に奇妙な声が響き渡る。
「♪フハハハハッ☆エキサイティング★まさか帝君の大切なモノがこの世界にいるなんてなんて好都合なのさァ◆」
そうトランプの怪人は興奮じみたかの様に声を高ぶらせる
「アナタは一体何者?何故先生がこんな姿に?」
そう身構える高宮、まさかあの怪人とやりあう気なのか!?
そう嫌な瞬間を察したかのように帝は声を上げる
「高宮!!逃げろォ」
すると全くの別方向から弾丸がスナイパーの要領で飛んできて高宮に命中する
「ぐはっ」
静かに倒れる高宮
その体をを抱える帝
「何やってんだバカ」
そう涙ぐみながら言う帝に対し高宮はこう悲しげに告げる
「せめて、、、帝君だけは生きて。この世界から脱出し、、、、、て、、、。」
バタンッ
静かに息を引き取る高宮
まるで地獄絵図だ。
するとジョーカーは
「◆フゥー♪やっとシンダネ☆」
そう言い放った瞬間
帝がかなりの勢いで咆哮する
「うおおおおおおおおおおおおおお」
その咆哮と同時に帝の周りから赤黄色いエネルギーが満ち々と溢れ出す
「★まさか、、、、コレは☆」
そう言い放ち隙アリと勘違いしたのかジョーカーが巨大なクローバー型の刃がついた槍を飛ばす
そして
ドガン!!!
「☆木っ端微塵ダ♪」
そう言い放つジョーカーの背後から非常に強烈な殺気を感じ、、、。
「誰が?」
ジョーカーを殴り飛ばす帝。
まるで5kmをも吹き飛び瓦礫に当たりながら吹っ飛んでいくジョーカー。
「★コレほどとは◆」
苦々しくもその目先の帝を捕らえるとまるで別人のごとく顔つきが変わり瞳も金色に輝いていた。
そして帝は静かに呟く
「お前を倒す!!」
「♪ついに覚醒したかァ★」
雄叫びを上げるジョーカー
そして戦いは加速する....。
急にバトル熱々な展開になってしまいました。
小説初心者ですがいろいろよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
ツイッターにてキャラデザを上げたいと思います。