6-3 転移
用語その9
異世界モノというよりファンタジーの定番ですね。
転移
(6話)
ファンタジーにはありふれた超有名魔法。
数多くの魔法世界で実装されているが、多くの場合は伝説であったり幻であったりと、大魔法扱いされる事が少なくない。たまに次元魔法とか時魔法、空間魔法と呼ばれることもある。
作品によって、その身一つで使う場合、暖炉や自動車などの道具を使う場合、その両方とで主に三パターンに分かれている。
本作では両方を採用しているが、やはり多分に漏れず使える個体は非常に少ない。筈。
現在いる座標から別の座標へとほとんどノータイムで移動出来る。なんというどこでもドア……欲しい。
基本的には行ったことがある場所にしか転移する事は出来ない。また、転移する事を通称【飛ぶ】と言う事が多々あるが、飛行時と混同する場合があるので注意。飛ぶ際に特に跳躍をする必要はないのでこの通称がついた理由が知りたい処。
ちなみに時を駆ける事は出来ません。
※ 移動した時間を縮めているという説もある。
英国の某、生き残った男の子の世界では転移ではなく姿現しと呼ばれているが、あちらは原作ではしっかり跳躍しており【飛ぶ】というのが当て嵌まる。腕や脚が置いて行かれたり別の場所に飛ぶという失敗例がある非常に危険で恐ろしい魔法であるにも関わらず愛用されている。要免許。
非常に多くの作品で利用されている転移魔法ではあるが、その原理はほぼ解き明かされてはいない。某猫型ロボットの仲間は宇宙開拓船のワープの説明時に空間を紙に例えて「点と点の最短距離は紙を折り曲げて点同士を合わせる事」としたが、空間を折り曲げる原理やエネルギーの説明は曖昧である。
ファンタジーに科学的論拠というのは無粋だけれど、それっぽい説明があるとワクワク感あるよねっ!
本作の転移は短距離転移と長距離転移とに分かれている。
短距離では「空間を折り曲げる」、長距離では「体組織と精神体の分解及び再構成」としており、後者は体組織と精神体の情報を予め【サーバー】に保存しておく必要がある。
なお短距離については「気合」との事。
様々な考察が出来る魔法って楽しいよねっ!